解説
漢字で書くと滓、糟、粕などになる。
目的の成分を抽出した際に出来る不純物のことであり、他の目的に利用される場合もある(各種料理に利用する天カスやおから、甘酒や粕汁の材料となる酒粕、肥料となる油粕など)が、大体の場合は不要物となる。
ここから必要のないもの、というニュアンスを込めた侮辱語としてカス、と言う場合もある。クズなどとほぼ意味合いは一緒。
当然侮辱の意味合いがあるため不用意に用いれば以下の罪などに問われることがある。
- 侮辱罪……「事実を摘示しないで、公然と人を侮辱する罪、日本においては親告罪」
- 名誉毀損罪……「公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した罪」
- 信用毀損罪……「虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損する犯罪」
- 民法上の名誉毀損……「品性や徳行や名声や信用その他の人格的価値について社会から受ける客観的評価などを貶める行為に対する賠償」
くれぐれもこの言葉を使う際には気を付けてほしい。
政治家や芸能人など、有名人に対してこの言葉が使用されることがある、たとえば民主党菅直人元内閣総理大臣を缶コーヒーのBOSSに準えて菅コーヒーKASSなどと揶揄されていたが、これももし当事者が告訴すれば侮辱罪に問われる可能性がある(むろんこれは相手がそんな些細なことに構っていられない人物だからこそできる行為であるのだが)。
関連タグ
花札…役の名前。