存命中でありながら、すでに後世に語り継がれるであろう功績を認められた人などを指す。
- 過去に一時代を築き、解散したが今もメンバーが存命中のグループ。
- 過去に一時代を築き、引退したか第一線を退いたが存命中の者(達)。
に使われるパターンが多い。
1はフォロワーを多く持ちつつも人気絶頂の中解散したロックバンドなど。
2のケースは引退したスポーツ選手など。
デルフ(Delf)
名作RPG『Wizardry』のシナリオ#3(FC版ではⅡ)『リルガミンの遺産』(1983年)で出現するモンスター。
不確定名が「LIVING LEGEND」で、FC版で「いけるでんせつ」、『リルガミンサーガ』では「生ける伝説」と訳された。
4F某所で待ち構えており、シナリオクリアの必須アイテムの一つである「悪の水晶(Crystal of Evil)」を入手するためにはこの悪魔を倒さねばならない。
魔術師系第四位階・僧侶系第三位階の呪文を操り、HP自動回復の能力を具え、通常攻撃に石化の追加効果を伴う。
デルフによって石化された冒険者はデルフの意思で操り動かされる傀儡「デルフズミニオン(Delf's Minion)」となり、デルフの部屋の手前で待ち構え、デルフとの戦闘においても後続として参戦する。デルフズミニオンの攻撃にも石化の呪力が備わっており、犠牲者は次々に増えていく。
本家AppleⅡ版では「太い眉、血走った眼、巨大な鼻に乱杭歯の顔面」という非常にインパクトの強い専用グラフィックで表示され、他機種への移植によって「1Fに陣取っている海賊系エネミー」と同じグラフィックが流用されるようになった。
FC版では「陶器の魔神像に邪悪な魂が宿った呪物」としてデザインされた。
これはオランダの古都・デルフト(Delft)の特産品である「デルフト陶器」「デルフト焼」を意識したものである。
実は「Delf」の由来は『リルガミンの遺産』の開発に参加した Robert Del Favero Jr. という人物の愛称・ハンドルネームであり、デルフト陶器とは関係なかったりする。
後続の作品では出演機会に恵まれず、外伝Ⅱ『古代皇帝の呪い』(1992年)と、『ニューエイジオブリルガミン』(2001年)に収録されたアレンジ版シナリオ#4において、プレイヤーが召喚できる魔物として登場している。
なおシナリオ#4には(こちらも楽屋ネタの)ホークウインド(HAWKWIND)というニンジャが登場し、単独行動ながらパーティー名として「A LIVING LEGEND」と表示されるが、『ニューエイジオブリルガミン』では「生きる伝説」と訳されている。
また外伝Ⅱでは「やきもののゆびわ」というアイテムを戦利品として獲得可能で、石化呪文ロクドを無限に使用できるが、強力な呪いがかかっているので手放してしまった方が無難。