機動戦士クロスボーン・ガンダムスカルハート
きどうせんしくろすぼーんがんだむすかるはーと
機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハートとは、『ガンダムエース』2002年11月号、2003年9月号~11月号、2004年10月号、および『月刊少年エース』2003年10月号に掲載されたクロスボーンガンダム関連作品をまとめた短編集である。なお原作として富野由悠季がクレジットされているが、事実上は長谷川裕一によるオリジナル作品である。
宇宙世紀0136——
民間にささやかれるひとつの噂があった——
コロニー間の騒乱の場に疾風のごとく現れ
刃をふるう一機のモビルスーツ…
胸にドクロのレリーフをかかげたその姿を
誰言うともなく”スカルハート”と呼んだ
概要
『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の番外編および前日談&後日談を描いた短編集。
主に木星戦役中及び戦役後の小事件や「神の雷計画」以前の小康状態にあたる時期が描かれているため、クロスボーン本編や鋼鉄の七人を知らなくても問題ない内容になっている。
収録作品
『UC0079 バカがボオルでやってくる!』
一年戦争時代にボールでドム6機を撃墜したと豪語する海賊軍の自称ニュータイプウモン・サモンの宇宙要塞ソロモン攻防戦における恋と戦いの物語。
なお本作のヒロインであるヨナ・キニスンは『クロスボーン』でウモンの同僚となるヨナの祖母にあたる。
『UC0133 星の王女様』
木製戦役の最中に遭遇した小惑星で出会った少女トゥインクを救うためトビアが奮闘する。
『UC0135 海賊の宝』
木星軍残党の襲撃を受けた郵便船を巡る攻防を中心に、木星戦役を戦い抜いたクロスボーン・バンガードの日常と、海賊軍との望まぬ三つ巴戦に陥った連邦軍士官ハリソン・マディン大尉の苦悩を描いた奮闘記。
『UC0136 最終兵士(前)(後)』
木星じいさんことグレイ・ストーク卿からの依頼を受けて、木星帝国軍残党による最強のニュータイプ再現計画を阻止すべく、新生クロスボーン・バンガードが始動する!
『UC0136 猿の衛星』
「猿がニュータイプになってしまってはつじつまがあわぬっ!
っていうか全否定
ニュータイプは人の進化ではなかったのですかあ?」
コメディ色が強い回でありながら、宇宙世紀ガンダムの根幹をなすニュータイプ思想を揺るがす大問題エピソード。
コミック公式twitterアカウントがこのエピソードを公開しているのでサンライズ的にはOKなんだろうけど…。