あなたは、最後に——―。
概要
曲中で名前は出ないが、小説版「ネメシスの銃口」や「悪徳のジャッジメント」などに登場。
小説版「悪徳のジャッジメント」では、トニー=オースディン将軍の率いるUSE連合軍の少尉として登場。(但しこの頃のガレリアンはまだ契約者になっておらず、屍兵に苦戦していたトニーがガレリアン経由でMaに協力を申し込んだことにより弟と共に登場)
その後、タイタニス号事件が発生。大罪の器を集め始めたガレリアンに、Maが「器を所有していると思わしき人物」として名前を挙げたことで再び登場。ニョゼは禍世の従兄弟にあたる奥戸阿南の子孫であり、ヴェノマニアの遠い子孫でもあった。(この時点でニョゼは連合軍の少尉とオクト家の当主を兼任している)
この時代におけるヴェノム・ソードはオクト家の家宝となっており、当主であるニョゼは譲渡を拒否。大金を積まれようが取りつく島もなかった。
正攻法ではヴェノム・ソードの入手が難しいと感じたガレリアンだったが、幸運なことに(ニョゼにとっては不運なことに)同時期、元・レヴィン大学教授のイアソン=ジャックが娼婦殺しの罪で逮捕される。この凶器が蛇国刀であったことから、凶器をヴェノム・ソード、犯人をニョゼ=オクトに捏造され、無実の罪で投獄された。懲役15年。
ニョゼは刑務所を脱走。名前と顔を変え、ルシフェニア国のロールド市に警察官として潜伏する。潜伏の詳しい経緯は描かれていないが、小説版「ネメシスの銃口」では「PNの闇に迫る絶好のチャンスだと考えた」と語っていたことから、何らかの理由はあった様子。
潜伏開始から一週間後、桜の木の下でネメシスと出会った。
夏の記憶
ネメシス(刑務所で死亡したことになっており、テミスという偽名を使っている)と順調に仲を深めていく一方、ガレリアンの動向を探っていた。
秋の記憶
9月、ガレリアンが下したとある判決により、アスモディン国がルシフェニア共和国に対し宣戦布告。戦争が始まる。
この頃にはニョゼと正式に付き合い始めていたネメシスだったが、ニョゼの部屋で偶然ガモン=オクトからの手紙を見つけ、自分の恋人が暗殺対象であったことを知る。同時に、ニョゼが実は自分の正体を知っていたということも。(このとき、ネメシスはガレリアンが自分の父親であることまでは知らず、単に組織のボスだと認識している)
ニョゼがネメシスと正式に付き合い始めたのは秋、ニョゼから告白したことによる。ニョゼがどのタイミングでネメシスの正体を知ったのかは不明。(ガモンからの手紙にはアスモディン国がルシフェニア共和国に宣戦布告をしたことが記されており、手紙を受け取った時期は9月以降)
冬の記憶
お互い、相手の秘密を知ってしまったことは口に出さないまま恋人関係を続けていた。
12月、映画館の設立と同時に、ガレリアンの部下であるブルーノがニョゼの居場所を発見したことをガレリアンに報告。(小説版「五番目のピエロ」より。ブルーノがニョゼを発見した時期は明言されていないが、小説版「悪徳のジャッジメント」では11月に「あと一ヵ月程度で(映画館が)完成する」との記述がある)
ネメシスは組織から渡された銃で、年内にニョゼを銃殺するよう命じられる。ニョゼとクリスマスの約束をした直後の出来事だった。
クリスマス。雪の降る中、ニョゼはネメシスにプロポーズし、ネメシスはニョゼに銃口を向けた。
その先は楽曲「最後のリボルバー」を聴けば嫌というほど分かるだろう。
私は最後に「ゴメン」と言った
あなたは最後に…
以下、ネタバレ注意
原罪物語 -罰-では……
(以下、master_of_the_heavenly_yard以降のネタバレも含まれています。未読の場合はブラウザバックを強く推奨)
ニョゼ=ループ=オクトパスとして登場。本作はほぼ全て彼の視点で語られる。
ガモン=ループ=オクトパスとは異なり、ニョゼにサードピリオドの記憶はない。ループ=オクトパス家の家督継承者かつ、レヴィアンタ魔道王国の中枢組織である元老院のメンバー。
(「原罪物語 -罪-」より。ちなみにガモンは元老院長に就任している)
さらにここではガモンの兄ではなく、弟となっている。
しかし一方で「雪があまり好きではない(見ているとなぜだかとても悲しい気持ちになる)」と語った他、大罪契約者たちの「罰」を夢に見たり、その中でとある女性に泣きながら銃口を向けられるなど、ニョゼ=オクトとの関連性も示唆されている。
原罪物語は悪ノPが御本人のBOOTHでも電子書籍を頒布されている為、詳細は是非とも自分の目で確かめていただきたい。
【DL版】原罪物語 -罰- | the heavenly yard
また、この時代におけるニョゼはレヴィアンタ魔道王国の出身であるが、レヴィアンタの厄災(エヴィリオス年表ではE.C. 13年の出来事)が起こる2年前、外交のため渡ったアスモディン国でルケシスという名前の女性に恋をしている。
ルケシスに関する記述は「桃色の髪の美しい女性」のみ。ただしギリシア神話には、ラケシスという名前の運命を司る女神がいる。
ラケシスは一説ではテミスとゼウスの娘とされており、「テミス」はネメシスが名乗った偽名、「ゼウス」はタイタニス号事件発生時、ネメシスが所属していた不良グループの名前でもある。
ルケシスとはニョゼからの猛アタックの末に交際が始まり、その後ひと悶着あったものの無事に結婚。イリーナの女王就任式典の数日前、アスモディンでルケシスはニョゼとの子どもを出産した。
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【pixivノベル】悪ノ大罪 ネメシスの銃口 - 著者:悪ノP(mothy) イラスト:壱加