概要
「新大陸」に存在するマイスティア合衆国出身の男性でガレリアンの友人であるロキ=フリージスの執事を務めており、彼に粗暴に扱われても動じずに対応するほどの冷静さを持つ。
「ブラックバルキュリア」と呼ばれる人種で肌が黒いのが特徴だが、他の人種からはその特徴を嫌われ迫害されていた。
ロキの死後ガレリアンの執事となる。
自分の肌色を気にせず普通に接する彼に恩を感じている。
壮絶な過去
元の名は「シグルズ」。
家が貧しかったため家族総出で働いていたが得られる賃金が低く、また当時の雇用主にこき使われていた。その後新たな開発事業のため新大陸に進出していたフリージス財閥に奴隷として買われることになる。
この頃勢力を次々と拡大していたフリージス財閥は世界中から注目されていたこともあり、シグルズ達も彼らに大きな期待を抱いていたが、それはあっという間に打ち砕かれてしまう。
フリージス家の人間は奴隷である人間を玩具としか思っておらず、恒例行事として「人間狩り」という奴隷を広い場所へ放し、獣を狩るように銃殺しては楽しみ、狩られた者を剥製にしていたのである。シグルズとその家族は人間狩りの標的にされ、シグルズ以外は全員殺され、生き残った彼は褒美として「ブルーノ=ゼロ」という名を与えられ執事として生きることになる。
しかし彼のような人間は他にも多数おり、その者達の中には自らの扱いに耐えきれず自害を選ぶ者が少なからずいた。この現状に怒るようになり、フリージスの更なる繁栄のために犠牲になった者達の無念を晴らすための復讐を誓う。
作中の動向(ネタバレ注意)
悪徳のジャッジメント
ガレリアンの優秀さに嫉妬したロキに命を狙われてしまった彼を秘密裏に助け、フリージス財閥への復讐計画に付き合わせた。
計画が無事成功し、ロキを始末したことで長年の恨みを晴らした後はフリージス家の執事を辞職し新たな暗星庁長官となったガレリアンの執事に就任する。
しかし妻がいることを知っておきながら彼と愛人関係になったMaに姿を現さないよう警告する。
ガレリアンの愛娘ミッシェルが海難事故で亡くなり、彼女を蘇らせるため大罪の器を求める彼の命令に動き、また彼の邪魔になる者を暗殺するためにPNを動員させるようにもなる。
レヴィアンタの内乱時に捕まり、しばらくは刑務所に入っていたが釈放されその後は自分の素性を隠して故郷に帰り、今までのキャリアを活用し大統領の執事として活動する。
ネメシスの銃口
大統領命令で兵器『罰』の使用を企むネメシスを止めるため彼女がいる本拠地に強襲するもネメシスの魔術で深手を負わされ銃殺される。
余談
一度『EVILS THEATER』に訪れ、サーバンツに捕まり裁判をかけられるも人形館長に無罪を言い渡されている。
