よかったらまた遊びにいらして
愛国婦人会はそんなにお堅い所じゃないから
※この項目は単行本未収録の情報を扱います。
概要
『SPY×FAMILY』に登場する人物。
東国最大野党「国家統一党」総裁で首相経験者である大物政治家ドノバン・デズモンドの妻であり、ダミアン・デズモンドの母。そのため、目元などがダミアンに似ている。
東国首都の右派系婦人会「愛国婦人会」の会長を務める。
夫が排他的な人物であることも相まって、あまり表に出てくることもなく、夫や息子とも疎遠らしい。そのためWISEの調査候補リストにおいてもダミアンに比べ優先順位は相当に低かったとの事。
一見すると買い物好きで上品なご夫人であるが、なぜか息子に関する話になると高圧的かつ冷淡になる。
作中での動向
デパートの階段で荷物を落としそうになった時に偶然通りかかったヨルに助けられ、彼女をママさんバレーに誘う。未経験かつ桁外れな身体能力故に勝手がわからないヨルに指導しつつ、試合後は自らの素性を明かした。その際にヨルはアーニャがダミアンを殴った事件を謝罪するも、ドノバンが夫ロイドに取った態度同様に強引に話を切り上げてしまう。しかし、帰りの車内でヨルにこっそりアーニャがダミアンと仲良くしてくれていることを感謝した(挙動不審な表情を隠しきれていない様子だったが…。)。
ヨルと仲良くなった彼女がドノバンの妻であったことは当然ロイドとアーニャも驚愕する事となった。
ロイドとしては「オペレーション≪梟≫」の要となるドノバンとの接近のための「プランC」としてヨル-メリンダ間の「ママ友作戦」を考えるに至り、その考えを読み取ったアーニャにとっては「プランCが成功してしまったらプランA(皇帝の学徒)とプランB(ナカヨシ作戦)の要である自分が不要になる」という懸念の種になってしまった。
なお、ヨル=いばら姫の所属先である『ガーデンからもこの接触は悪く思われていない模様(ただヨルが口を滑らせたこともあって、ロイドが『ガーデン』から疑いの目をかけられそうにはなったが)。
息子に対する心情(最新話75話に対するネタバレ注意)
夫と同様、息子と関わることが少なく、ヨル・フォージャーが息子について話した途端に露骨に話しを強引に打ち切るような態度を見せたメリンダだったが...
メリンダの心の声「ああダミアンダミアン 愛しのダミアン あなたに何かあったら私は...」
75話ではイーデン校のバスジャック事件に巻き込まれた息子の身を案じて駆けつけ、息子が無事だったときは涙を流して喜んでいた。アーニャが彼女の心を読んだ際は、あまりの愛情の深さにドン引きしたどっかの誰かさんと同じように、息子に対するそれ以上の愛情があふれていた。外面では息子に愛情などなかったように見えたが、内面では息子として心の底から愛していることがうかがえる。
ダミアン「母上...その オ...オレが泣いてたこと
父上には言わないでください...」
メリンダの心の声「来るんじゃなかったわ...」
しかし、息子に対する心情はもっと複雑だった。ダミアンが父の話しをした瞬間、心の中で息子に対する強い憎悪が現れた。しかし、息子の愛情が途切れることはなく、息子を愛する気持ちと憎む気持ちが交差している情緒不安定さを見せた。これにはアーニャも困惑。ヨルに見せた冷め切った態度は彼女が持つ本心の一つなのかもしれない。
心の中ではダミアンを息子として愛しているのは間違いないだろう。だが、ドノバン・デズモンドの息子に心を完璧に許すことができない。
夫の話しが出た途端に現れた息子に対する憎悪はダミアンに対してというより夫、もしくはデズモンド家そのものに対して向けられている可能性がある。
彼女がデズモンド家にどんな気持ちを持っているかは現状不明だが、少なくとも良い気持ちではないだろう。