概要
この企画はニコニコ動画やYouTubeで行われているミニ四駆の競技である。ためにならない氏(以下ためおじ)が最初の動画を投稿し、以降アズパカ氏やにわから氏、ユウタ氏等、様々な投稿者が参加している。
その名の通り使用パーツ規格や寸法等一切の制限を設けずに制作したマシンで、ジャパンカップジュニアサーキット(通称「JCJC」)での走行タイムを競う。
ルール無用ならではの多種多様なアプローチで人気を博しており、どんな発想でタイムの壁をぶち破るかを楽しむ動画群となっている。以下はほんの一例である。
- タイヤをモーターに直接差す。
- 公式レース使用不可の超高回転モーターや、飛行ドローン用のモーターを搭載。
- カーボンプレートや3Dプリンター等を駆使してシャーシを自作。
- 動力を高出力のリチウムポリマー充電池に置き換え、軽量化や出力の限界突破を試みる。
- コースに銅テープを貼り疑似スロットカー化する事で、バッテリー車では搭載不可能な超高電力をぶち込む。
- ファンを搭載し強烈なダウンフォースを発生させる。
- マイコンを搭載しモーター出力やローラーの食い付きの自動制御を行う。ある意味リアルスピンコブラ。
- 二輪駆動や一輪駆動、果ては壁面駆動などの既存の発想にとらわれない加速形式。
- 業務用扇風機の風圧でレーンチェンジ時の飛び出し阻止を試みる。
現在のレコードは2.09秒(ウェーブセクション、レーンチェンジあり)。
また、ただ速くするだけでなく、ルール無用と言いつつシャーシの原型を可能な限り保ったり、ダイソーのパチ四駆を原型にしたりなど、各投稿者のこだわりと愛も見どころである。
余談
- ためおじ氏は手動3Dプリンター、他の人は自動3Dプリンターを使用。
- ただ速度を追い求めれば良いというわけではなく、スピードを上げ過ぎたり軽量化しすぎたりするとウェーブセクションやレーンチェンジで簡単にマシンが吹っ飛ぶ。良い記録を出そうとすると直進性能以外の全てをミニ四駆以上にバランス良く要求される、奥の深い競技でもあったりする。
- 休暇争奪戦