概要
オラリオの都市運営、冒険者および迷宮の管理、魔石、ドロップアイテムの売買を司る機関。
男神ウラノスが長であるが、中立性を示すため、ウラノスはギルドの職員たちに恩恵を授けていない。あくまでも迷宮が生み出す富を管理するための組織であり、運営は職員たちが行っている。
街で行われる様々な催し物もギルドとギルドから依頼を受けたファミリアが行っており、他国との外交・交易等も、この組織が取り仕切っている。
冒険者やファミリア間のトラブルには、余程のことがない限り介入しないが、ギルドの傘下であるファミリアや個人は、ギルドからの緊急の指令には必ず従う決まりがある(『遠征』や『任務』等)。
冒険者達が決して長生き出来る訳では無い事を理解している為か、ギルドの職員達はエイナ・チュールを除いて、担当冒険者達には情を移さない事が、ある種の「暗黙のルール」となっている。
だが一方、職員達の中には「見るからに冒険者として大成せず早死にしそうな者」を対象にする形で「どれぐらいの期間で死ぬか」という博打を職員同士で行う等、「職員どころか人として恥ずかしくはないのか?」と言いたくなる不誠実な姿勢を持つ者達も少なからずいる(下手をすれば、ギルド職員と冒険者達の間で深刻な軋轢を生み出し兼ねない)。
劇中で「賭け」の対象となってしまったのは「世界最速兎(レコード・ホルダー)」として予想を超えた活躍をしていく事になるベル・クラネルで、半年以上も生き延びた結果、「ベルが生き続けると信じたエイナの一人勝ち」という結果で終わっている。
メンバー
主神
ギルドの主神、と言っても中立性を守るため、眷族を持っていない。
普段はギルドの奥の部屋で祈祷を行い、ダンジョンの活性化を防いでいる。
ギルド長
強欲な性格をしたエルフで、同族たちからはエルフの恥という扱いを受けている。ギルド長としての優秀さから、問題があるが抜擢された人物。1世紀以上ギルドに在籍している。
職員
ベル・クラネルの担当アドバイザー。ギルドの受付嬢を務める、眼鏡を掛けたハーフエルフの美女。
桃色の髪のふんわりとした雰囲気の職員。エイナとは同期の親友。【ロキ・ファミリア】を担当している。
- レーメル
犬人(シアンスロープ)のギルドの班長の男性。エイナとミィシャの上司。
- ソフィ
銀髪の女エルフ。エイナとミィシャの先輩。
- ローズ
狼人(ウェアウルフ)の強気な女性アドバイザー。ソフィ同様、エイナとミィシャの先輩。
過去にいろいろあったのか、冒険者と積極的に関わることを拒んでいる。
私兵
ウラノスに仕える魔術師(メイガス)。ステイタスはLv.4。全身を黒衣に包み、容姿どころか性別も判断できない。
ウラノス直属のため、ギルド内部では居るかどうかすら知られていない。