概要
「クレイマー、クレイマー」とは、1979年公開のアメリカ映画。エイヴリー・コーマンの小説を原作としており、ロバート・ベントンが監督と脚本を担当。
原題の「Kramer vs. Kramer」とは「クレイマー(原告)対クレイマー(被告)の裁判」という意味で、同じ名前の人が争っている裁判つまり離婚裁判を題材にした物語だ。クレーマーは関係ない。
1979年度アカデミー賞作品賞受賞作品。当時アメリカ国内において社会問題となっていた離婚・親権を真正面から捉え、国内外で映画評論家と観衆双方から高く評価された。
あらすじ
毎晩深夜に帰宅する仕事人間の夫テッド(ダスティン・ホフマン)に愛想を尽かし、自分自身を取り戻すために家出した妻のジョアンナ(メリル・ストリープ)。その翌日からテッドは7歳の息子ビリー(ジャスティン・ヘンリー)を抱え仕事と家庭の両立に励むが、家出から1年後ジョアンナが息子の養育権を主張しテッドを提訴する……。