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概要

ランディアとは、ゲーム星のカービィWiiに登場するボスキャラクターの一体である。

ハルカンドラの最奥に聳え立つハルドラボ火山に眠る4つ首のドラゴン。

しかしどういうわけか突然目覚めて暴れだしてしまい、マホロアの舟、ローアを撃墜したことで、ローアがポップスターに不時着する原因となった。

舟を修復し、ハルカンドラに向かった一行をまたしても襲撃し、撃墜してくる。

ハルドラボ火山に乗り込み、彼を倒すことが最終的な目標である……はずだった。

真実

「よく、ジャマなドラゴン ランディアをたおしてくれたネェ…」

ランディアを倒すことで明らかになる真実。

それは、ランディアは古の時代からこの星に住んでいるというハルカンドラの神聖なる守り神であり、マホロアがランディアに挑んだのは彼が守る(封印している?)マスタークラウンを奪うためだった。

ハルドラボ火山にあったローアを利用しランディアを倒そうとするも敗れた彼は、「星のカービィ」を騙してランディアを倒させ、マスタークラウンを奪うことに決めたのである。

企みが成功し、クラウンを手に入れたマホロアは「虚言の魔術師」としての本性を現し、全宇宙を支配する手始めとしてプププランドを侵攻することを宣言し「アナザーディメンション」に去った。

その時、倒れたはずのランディアが起き上がり、カービィ達を乗せてマホロアを追うのだった。

初登場時は四つの頭を持つドラゴン。戦闘で体力を削っていくと四体のドラゴンに分裂して攻撃を仕掛けてくる。

エクストラモードでは紫色に変色する。

合体時はバトルウィンドウズの「レッドドラゴン(グランドドラゴン)」を彷彿とさせるウィンドカッターや、連続で火炎弾を打ち出し攻撃してくる。

分裂後は、お互いを雷で連結する電撃線を使用する他、合体時の攻撃をパターンを変えて使ってくる。

なお、分裂時はクラウンをかぶった個体が耐久力が低く弱点になっており、大ダメージを狙える。

「クラウンを封印している」という暗示かもしれない。

飛べ!星のカービィ

ポップスターの…いや、

ぜんうちゅうの大ピンチ

ランディアが たちあがる!

カービィと手をくんで、

いくうかんロードへとぶ!

(星のカービィ Wiiより)

レベル8「ザ ラストバトル イン アナザーディメンション」ではカービィ恒例のシューティングになるのだが、この時能力が「ランディア」になる。つまり、ランディアはボスでありながらスターシップのポジションでもあると言うことである。

しかし、ランディアは溜め撃ちができるほかなんと無敵攻撃の突進もでき、スターシップよりもはるかに高性能である。

ただ、ステージである「ザ ラストバトル イン アナザーディメンション」はどこぞのトラウマを喚起させるような仕掛けがあったり、ボスであるローアがかなりの強敵だったりするため、相応の性能と言えるかもしれない。

スターブレス

星型のブレスを連射する。

バーストブレス

ボタン長押しによるチャージので発動。

貫通効果を持つ強力な星型のブレスを放つ。

ランディアほう

ボタン長押しとWiiリモコン振りor十字ボタン操作によるチャージで発動。

貫通効果を持つ超強力な星型のブレスを放つ。さらに前方に強力な星型弾2発、後方に3発の星型弾を撃つ。

スパイラルドラゴン

錐揉み回転しながら光を纏って突進する。無敵効果を持つ。

その後の登場

トリプルデラックスではペインシアが描いた偽物という形で再登場する。

ロボボプラネットではミニゲームみんなで!カービィハンターズでも「ランディア」と「ランディアEX」が登場する。

『Z』でのクエスト説明によると、プププ王国の守護神という設定になっている模様。ヒーローソードレア9装備のモデルともなっている。

さらにマスタークラウンの力に飲まれた異世界のランディアであるアナザーランディアも登場する。色合いはあいつそっくり。

余談

「ランディア」だけで検索すると「グランディア」など別のものが引っ掛かる可能性があるので、ドラゴンのランディアが見たければ「ランディア カービィ」といった風に検索するのがいいと思われる。

また、裏切り者のコイツに比べ、投稿数は圧倒的に少ない。

デラックスでは

リメイク版である星のカービィWiiデラックスにも当然登場。スーパーカービィハンターズに登場したランディアと同様、キバがしっかりと描かれるようになったので、多少印象が変わって見えるかもしれない。

残念ながら後日談であるマホロアエピローグでの出演は無く、ラスボス撃破後の彼らの動向は不明。

しかし、ランディアが守護(?)し続けていたものの危険性が今作で顕在化したことにより、それを制御し続けていたランディアの株が上がったという見方も。

小説版ではメタナイトはランディアが闇に侵されていなかったことから、クラウンを「持ち主によって善にも悪にも染まる存在」ではないかと考察していたが実際は「心に潜む闇をもぞうふくさせ憎悪にそめる存在」であり、ランディアでさえも全ての力をコントロールできていないという。

憎悪と執念に支配され、滅びの呪縛そのものと化していたマスタークラウンを頭に携えて尚、理性を保ち続けていたランディアはまさしく守り神と呼んで差し支えない功績である。

……もっとも、クラウンの力をコントロールできずに心の闇に支配され、理性を失ったのが上述のアナザーランディアであるので、結果論ではあるがマホロアに奪われ、カービィたちの活躍でマスタークラウンが破壊されたことで、ランディアが救われたとも考えられる。

なお、ストーリーモードクリア後、わいわいマホロアランドにランディアが遊びに来る。何故か頭に失ったはずのマスタークラウンがあるが、グラフィックの都合であろう……。