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概要

日本の漫画家手塚治虫の作品に感銘を受けて漫画を志し、『鉄人28号』で漫画家としての地位を確立する。手塚治虫、石ノ森章太郎などと並び称された日本漫画の大御所の1人で、後の漫画アニメに与えた影響も大きい。

1960年代後半に劇画が一般化するまでの少年漫画では、ストーリー漫画にもギャグを入れることがお約束になっていたが、彼の漫画作品はシリアスなストーリーを語ることに徹し、ギャグ要素がほとんどない。このような、ある意味でハードボイルドな横山作品に逆説的なギャグ(ネタ)要素を見いだす者も存在する(→孔明の罠)。

少年漫画への劇画の進出で絵柄が時代に合わなくなってきてからも、画風にマッチした歴史漫画を中心に第一線で描き続け、ほぼ生涯現役であった。

手塚治虫からは「かれの作品は、計算の上にサービス精神を横溢させている」と評され、ゆうきまさみをして「コマとコマの間を読ませるという意味で、横山氏の右に出る者はいない」と言わしめる程の一種職人芸のような技量の持ち主であった。このため手塚治虫が「漫画の神様」と呼ばれたのに対し横山光輝は「漫画の鉄人」と呼ばれていた。

また、荒木飛呂彦も「自分の原点」というほどに横山作品(とりわけ「バビル2世」)に強烈な影響を受けたという事をインタビューなどでしばしば語っている。

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漫画家 孔明の罠

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横山光輝の編集履歴2012/05/15 00:12:12 版