概要
「つくもがみ貸します」とは、損料屋と言う、日常品から骨董品、美術品までありとあらゆるものをいくらかの金銭で貸し出す商いをする店を舞台とした畠中恵のファンタジー小説。
つくもがみシリーズとして「つくもがみ貸します」と続編「つくもがみ、遊ぼうよ」「つくもがみ笑います」の3冊がでている。
アニメは2018年7月からNHK総合で放送した。
キャラクター原案は星野リリィ
漫画は全2巻で作画は小神奈々。
ビーズログコミックで連載し刊行された。
あらすじ
江戸 深川で損料屋「出雲屋」を営む、お紅と清次の姉弟
この出雲屋、他の損料屋と違うのは、店にある古道具のいくつかが「つくもがみ」であるということ。
お客の元へ貸し出されては、色々な話を聞いて来て、噂話を繰り広げるつくもがみたち
その声が聞こえ、姿が見えるお紅と清次は、人の良さも手伝っていつも騒動に巻き込まれてしまい……。
登場人物
清次 (CV:榎木淳弥)
損料屋「出雲屋」を姉のお紅と共に取り仕切る青年。
付喪神に振り回されながら謎を解く。
血の繋がりがない姉 お紅のことがとかく気になっている
弟の清次と共に店を切り盛りする出雲屋の看板娘
佐太郎 (CV:櫻井孝宏)
有名な商家である唐物屋「飯田屋」の跡取り息子。
お紅に好意を寄せていたが...
佐久間勝三郎(CV:井上剛)
武家である佐久間家の次男。
ある一件で清次達の世話になって以来、出雲屋のお得意様となる。
早苗(CV:三上枝織)
武家の名家 蜂屋家の令嬢。
跡取りだった兄が急逝したため婿をとる事になる。
おはな(CV:芝崎典子)
甘味屋の看板娘。
幸之助(CV:近藤隆)
粋な遊び人と噂される近江屋の若だんな。
その正体は……
つくもがみ達
月夜見 (CV:仲野裕)
闇夜に浮かぶ満月の絵が描かれた掛け軸のつくもがみ。一人称は「儂」。格言めいた物を言いたがる癖がある。よく踏ん反り返っているが、頭が大き過ぎてその後直ぐに後ろに倒れるのがお約束。後頭部に別の表情が描かれており、感情が高ぶると頭部が激しく回転する。
満月の掛け軸という用途に乏しい絵である為に、あまり使われなかったことをコンプレックスに感じており、それを誤魔化して「様々な席で使われた」等の嘘を付いて見栄を張っていくうちに野鉄以上にプライドの高い性格になった。
しかし、その正体は狩野永徳の伯父である狩野秀頼の作品であった。
五位 (CV:平川大輔)
雁首に鷺の絵が描かれた粋なキセルのつくもがみ。一人称は「私」。まとめ役を自称し、どんな話でも「話をまとめよう」とすぐにまとめたがる変わった癖を持つ。それ故に自分の意見を言うことはほとんどないが、勘が鋭く、頭の回転も速いため、とんだ奇策を思いついて周囲を驚かすこともある。
お姫 (CV:明坂聡美)
姫人形のつくもがみ。一人称は「私」。出雲屋の中で最も高価な品物。つくもがみと化してからはとある屋敷の主の元にいたが、その主が物を大切にしない人物だったためにぞんざいに扱われていた。しかし、それを哀れに思ったとある義賊によってほかの品物共々盗み出されて売り飛ばされ、巡り巡って出雲屋に着いた。そのような過去ゆえに義賊に強い憧れを抱いているが、移り気なのが玉に瑕。
利休鼠(CV:井口祐一)
蜂屋家の跡取りに代々受け継がれてきた「鼠の根付」のつくもがみ。
焦がれ香
幸之助の印籠のつくもがみ
裏葉柳
香炉のつくもがみ??
アニメ放送について
別枠作品や過去の類似枠アニメと同様にプラチナタイムの全国同時ネット放送という好条件でのオンエアだが、総合テレビでの放送の為、速報性の高いニュースやスポーツ中継等で休止や放送時間の変更になる場合もあるので、その点はご注意願いたい。
OPはMIYAVI vs シシド・カフカで「Get Into My Heart」、EDは倉木麻衣で「今宵は夢を見させて」である。
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原作公式(外部リンク)※若干ネタバレあり