初出
2016年8月7日、明仁天皇(当時)が、国民に向けて生前退位の意向をビデオレターで表明。
これが各メディアによって「お気持ち表明」と題して報道されたのが、呼称としての初出である。
ネットスラング
主にネガティブな意味合いで私見を述べることを、皮肉を込めて「お気持ち表明」と呼ぶ。
該当するのは、聞いてもいない自分語り、悪口、批判、主張、謝罪風脅迫(後述)など。
また、単に的外れな主張を、本人の中だけで完結している考え方という意味で「お気持ち」と呼ぶことがある。
謝罪風
- 文体は申し訳なさそうだが謝罪の言葉はない。謝罪したとしても相手が漠然としており、被害者を名指ししていない。
- 「一部誤解はありますが」など、周囲の勝手な勘違いで騒動が拡大したかのような書き方をする。
- 感情論に任せた被害者アピールを挟む。
謝罪風脅迫
「お気持ち表明」と呼ばれるものの代表格。
その名の通り、謝罪に見せかけて実際は謝罪出来ておらず、逆に法的措置をちらつかせて脅す手段。
謝罪文の中に提訴予告を混ぜてしまうと、これになってしまう。
悪いことをやらかして炎上した者がよく行う。
- 「法的措置を検討しております」「然るべき対応を取らせていただきます」のように、裁判を起こすことを匂わせる。
上記の内容がテンプレートである。
ただし、このような炎上を起こす者は何かしら疚しい事実を抱えていることが多いため、実際に法的措置を取る例は稀である。
なぜ謝罪風脅迫になるか?
それは、提訴予告を出してる時点で自分の非を全面的には認めていないと解釈されるからである。
それどころか法的措置によるカウンターを目論んでいる、即ち逆ギレしているととらえられてしまうのである。
炎上で自分の名誉が棄損されることや、何かしらの被害があることが怖いあまりに早まって謝罪風脅迫してしまうのかもしれないが、法的措置は一切とらず、鎮火してから水面下で密かに対処したほうが無難である。
問題行動を起こしたからには、多少は名誉が棄損されても仕方がない。名誉毀損を最小限にする努力は出来るが、全くのノーダメということは、まずあり得ない。
逆ギレせず素直に全面的に悪かったと謝罪したほうが、世間的に情状酌量の余地が認められ、デジタルタトゥーも軽めで済むし、実はそっちのほうがメリットは大きい。
謝罪風なんちゃらに該当する行動は、世間の怒りが一旦収まってからにしよう。