君主が崩御ではなくまだ生前の段階で地位を退き、次代に変わる事。
天皇に対して譲位ではなくこの言い方をするのは、本来なら不敬である。
ちなみに安倍晋三内閣では「御退位」という呼称が使われているが、これは日本国憲法第一条の規定に基づいて、「国民の総意に基づいて(≒国会審議により)」譲位のために新たに定められた法によって、天皇が法的に地位を退くとする考え方から、法理論上そう呼称しているだけであり、国民に呼称を強要はしていない。
ただし、法律上は「退位」が正文であり、いわゆる「特例法」=「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」などの法的な事項や、「退位の礼」と言った国事行為として行われた儀式の名称をことさらに言い換えることは混乱を招き好ましくない。
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