※この記事にはSplatoon2のヒーローモードのネタバレが含まれています。
概要
元々はシオカラーズの一員だったアオリ。
しかしオオデンチナマズがオクタリアンに盗まれたと同時に行方不明となってしまっていた。
「ヒキセ…、ヒキカエセ!」
ヒーローモードではエリアをクリアしていく度に、通信でこのようなセリフが聞こえてくる。
後半の通信で受話器が逆になっていた事からホタルは「アオリちゃん!?」と気づきかけるも、一度は「違う」と否定されたが………
アオリ「コナイデッテ イッタノニ!」
ホタル「アオリちゃん、どうして…」
アオリ「コーナッタラ…」
アオリ「チカラヅクデモ カエッテモラウヨ!」
アオリ「ヘイ、DJ!」
最終ステージにて遂に姿を現し、DJタコワサ将軍と共に「タコツボキング A-MIX」として立ちはだかった(将軍曰く「ギギ…アオリチャン チョロイ! カンタンニ センノウデキタ!」)。
戦闘では将軍が演奏する「トキメキ☆ボムラッシュ」に合わせて4号(プレイヤー)に向けてボムを投げまくる。
プレイヤーが良く知る普段のイカスタイルとの違いは
- 闇堕ちキャラにありがちなかなり肌を露出している衣装
- 頭に乗せていた髪飾りがイカの切り身→タコ刺
- イヤリングがイカリング風→タコさんウインナー風
- 腰の部分にタコを思わせるペイント(タトゥー?)
- 将軍が用意したサイミンサングラスを装着
等があげられる。
そして…
タコワサ将軍に二回ダメージを与えると、ブキチの駆るステージトラックに乗って駆け付けたホタルが、アオリに向けて旧ヒーローチャージャーで特性スミソインクを撃ち込む。
放たれたスミソインクは見事アオリが付けていたサイミンサングラスに命中し、アオリも一時的にピヨって動けなくなった。
そしてタコワサ将軍に三回目のダメージを与えた瞬間、スミソインクが効いていると見たホタルは即座にラジカセを取りだし……
ホタル「アオリちゃん!思い出して!」
(イントロ開始)
ホタル「きけば天国!」
アオリ「うたえば…ごくらく…?」
アオリ「ア…アタシの イばしょ ココジャない…!」
アオリ「えいっ!」(ホタルの元へ飛び立つアオリ)
ブキチ「待ってました! みなさん ご存じ、シオカラ節でし!!」
完全に自分を取り戻し、お馴染みのイカスタイルに戻ったアオリとホタルが熱唱する『濃口シオカラ節』をBGMに、4号はブキチから新たに託されたガチホコを手にタコワサ将軍との最終決戦に臨む。
戦いが終わり「オオデンチナマズ発見」「アオリの帰還」という吉報が流れたハイカラニュースにて、テンタクルズに届いたリクエスト曲『あさってColor』をバックに流れるスタッフロールの最後には、ノビているタコワサ将軍の横で幸せそうに笑うシオカラーズが映っていたのだった。
タコ堕ちの理由
…とはいったものの、実はそもそもアオリは最初から洗脳されていなかった。
2周目以降の再戦では、1周目と比べてホタルとのやり取りにメタ発言が多くなっている(ホタルの発言が1周目:「あれは…アオリちゃん!?」→2周目以降:「あれは… って、わかってるよね、アオリちゃんで~す」など)ほか、アオリ自身も将軍をこき使ってるように見えるセリフが多い。
更にDJタコワサ将軍によれば「サイミンサングラスで催眠した」といってはいるが、実はサングラスは見えていない(催眠作用がない)のである。
長いこと相方をやっていたホタルはアオリの振る舞いからそれを見抜き、またアオリはそれに対し動揺していることから確定。
また、ミステリーファイルの内容によれば「ドラマの撮影」を行っていることが判明しているが、これは「ドラマに出られるだけの高い演技力を持っている」という裏付けでもある。即ち、オクタリアンに洗脳されたキャラを演じることも容易いのである。
つまりSplatoon2のヒーローモードの本当のストーリーは「アオリとオクタリアンによる超大規模なドッキリ」なのである。
こうなった経緯については明らかにされないが、公式twitterで連載されていた前日譚や本編のミステリーファイルからは仕事漬けの日々に精神の調子を崩しているような様子がわかる。
さらに明らかに素の状態でオクタリアンの陣地をイメチェンするような指示を出していたり、後述の2周目以降でのシオカラーズ復帰時に「"やっぱり"帰る」と言っていた事から、現実逃避の為に自分の意思でオクタリアン側に付いていたことがわかる。
またヒーローモードをクリアしていないままアオリのamiiboを読み込もうとすると「今ちょっとだけ遠くに行ってて そっちに行けないの!」というメッセージが返ってくる事も、上記の説を助長する理由となっている(洗脳され拉致されていれば、なんの音沙汰もないはず)。
精神的ストレスが溜まっていたアオリを救う為に、タコワサ将軍がリベンジと称して自ら悪役を買って出て、それが互いの利害と一致したのだろう。
そもそもタコワサ自体「アオリチャン」と呼んでおり、アオリとの会話からさながら孫娘のような間柄。本気で洗脳・拉致しようとは思わないだろう。
余談だが、アオリの祖父アタリメ司令も、初代Splatoonのラスボス戦2周目では「孫に構ってもらう為わざと捕まっている」ということがあった。血は争えない…。
余談
2018年の元旦記念イラストでも、サイミンサングラスをかけたアオリが見られる。
アオリはこのサングラスを純粋にファッションとして気に入ってるようで、4号達からサングラスを守ろうとしてホタルに呆れられている場面もあった。
なお、この時は衣装がシオカラーズのものとなっている。
またこのアオリ失踪事件はデンチナマズや関係者を巻き込み大ニュースが報じられるほどの大騒動にはなったものの、オクタリアン側にとってはかなりいい出来事であったらしく、ポップになったマシンに乗ってデコられたステージをノリノリで警備していたり、新たに敷設されたジャンプマットやダッシュ台でピョンピョンあそんでいたり、ボウリングボールに入ってゴロゴロして遊んだりしている。
ちなみにそのオクタリアンも純粋なアオリファンが多く、ラスボスステージでは観客がアオリ(とホタル)の色のサイリウムを振っていたり、またボスキャラのタコツボザムライもアオリの大ファンだったりしている。
今回の事件でイカとタコとの関係は大きく改善されたともいえよう。