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勾玉の編集履歴

2012-05-17 18:24:30 バージョン

勾玉

まがたま

装飾具の一種

日本古代かわ使われていた装飾具である。

丸みを帯びた曲がった形状をしており、曲玉と表記されることもある。


概要

古代(弥生時代~飛鳥時代)を中心に製造された装飾具。

語源は「曲がった玉」であり、のちに『曲(がる)』という文字にあまりい意味が含まれていないということから、『勾』の当てているようになったという。


一般的には首飾りとしての印象が強い。

主な材料は、翡翠琥珀瑪瑙水晶など。

古代日本の実情を表した『魏志』の「倭人伝」では、卑弥呼の妹で後継者であった壱與から偽の使者への献上品として翡翠の大勾玉が献上されたと記されている。


神具としての勾玉

玉は『(みたま)』に通じるとされ、古来より勾玉には霊的な力が宿ると信じられてきた。また三種の神器の一つに八尺瓊勾玉があるように、神前へ奉るための神具としても珍重されてきた。

同時に勾玉は『』の象徴ともみなされ、月読命を表すとされた。

これには勾玉と月が、ともに「霊的・精神的なイメージ」を持つことから結びつけられたものである。


こうした背景から、現在でもお守りや開運アイテムとして人気があり、パワーストーンなどを加工したものが、一般量販店やネットをはじめとして各所で販売されている。


形について

以下のような諸説ある。

  • 動物で作った牙玉を基とする説
  • 胎児の形を模したとする説
  • の姿を象ったとする説
  • 形を模したとする説
  • 月の形を模したとする説
  • 形そのものに意味があったとする説
  • 破損した耳飾を再利用したとする説

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