概要
『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘、セイウンスカイ(=空)と、キングヘイロー(=王)のカップリング。「セイキン」・「空王」とも。
黄金世代の同期にして、方や庶民派で自身の才能に限界を感じながら勝利を諦めずに策を練るセイウンスカイ、方や超がつくほどの令嬢で自身の才能を証明するために不屈の努力で勝利を追求するキングヘイローという、史実を踏まえた対照的なキャラクターの組み合わせ。
アプリ版でのセイウンスカイの育成ストーリーは、互いに理解し道を示し合うキングヘイローとのライバル兼親友関係を軸の一つとして展開する。
日常パートでは、自由人で策士のセイウンスカイが素直で面倒見の良いキングヘイローを振り回したり世話を焼かれたりすることが多い。一緒に映画のDVDを借りて観たり、釣りに行ったりと、休日もよく二人で過ごしているようだ。
史実において
1998年クラシック世代の一員として、牡馬三冠路線で激闘を繰り広げた二頭。ともにオーナーブリーダーにより生産・所有されたが、それ以外の点ではほとんど全ての点で対照的な生涯を送った。
セイウンスカイは血統的にほとんど期待されない中から頭角を現し、クラシック二冠を制した。しかしその後は故障もあって振るわず、種牡馬としても大きな結果を残せないまま急死した(このため、黄金世代と呼ばれた98年クラシック組でウマ娘化されている競走馬5人のうち、目立った子孫を残せていないのはセイウンスカイのみである)。
一方のキングヘイローは世界的超良血馬として期待され、王道路線の皐月賞ではセイウンスカイに次ぐ2着と善戦するもそれ以降の日本ダービー・菊花賞では苦戦、古馬からはマイル・短距離に挑戦するもGⅠ勝利はさらにその翌年、GⅠ11戦目のことだった。しかし大きな故障もなく距離を問わず善戦し、種牡馬としてはカワカミプリンセスなどを輩出する成功を収めた。
なお二頭の対戦は、キングヘイローの路線変更とセイウンスカイの故障もあり、1998年の五戦と翌年の天皇賞(秋)のみ。いずれもセイウンスカイが先着している。
備考
Twitterなどでは「セイキン」も広く見られるが、YouTuberの名前をカタカナ表記したものとかぶるため、少なくともPixivのタグとしては「ウンスキン」を用いた方が良いだろう。