解説
ゼアノートとは、キングダムハーツシリーズに登場する巨悪の根源である。
度々姿を変えていくも、自らの野望である「キーブレード戦争の再来とその先の見定め」を果たそうとする。
名前の綴りは「Xehanort」で、Xを抜いて並び替えると「another」や「no heart」になる。
本作では同名や同じ姿のキャラが多いため、本稿ではそれぞれの解説をしていく。
マスター・ゼアノート
”ゼアノート”本来の姿であり、数少ないキーブレードマスターの一人。
姿は老体ではあるものの、その力は絶大であり、闇への思想が非常に強い。
エラクゥスとは修業時代を供にしたが闇に心が歪み仲違いしてしまう。
イェン・シッドも「策をいくつも講じる男」と警戒する程の頭脳を持つ。
『Bbs』ではテラ、ヴェントゥス、アクアを旅立たせるように仕向けてヴァニタス、ブライグと共に行動する。
その当時の目的が、ヴェントゥス(純粋な光)とヴァニタス(純粋な闇)をぶつけて”χブレード”を作りだしキーブレード戦争を引き起こそうとすること。そして老いた体から心を抜き取り、若く強いテラの体を乗っ取っることであった。しかしその計画は失敗に終わり、本来の体を失う。(詳細は下記の「ゼアノート/テラ=ゼアノート」にて)
故郷はソラ達と同じデスティニーアイランドで、青年の頃に自分の住む世界に退屈し、旅立ちを決意する。
※『3D』ネタバレ注意※
『3D』では終盤に登場し、”真のⅩⅢ機関”に迎えられ完全な復活を遂げた。今回も目的はあったが達成は出来ずだった。だが彼は惜しむ事も無く再び現れることを宣言し姿を消す。
ゼアノート/テラ=ゼアノート
マスター・ゼアノートが自らの心をテラの体に移し乗っ取った姿。
『Bbs』では、テラの乗っ取りに成功し”χブレード”も完成されたが、テラが鎧に宿した「留まりし思念」により倒され、更にはχブレードの破壊の衝撃によりレイディアントガーデンに飛ばされてしまう。その地でアクアと対峙し敗北するも、アクアは闇の世界に落とされゼアノートはそれ以前の記憶を失ってしまう。その後はブライグの介入もあり賢者アンセムに拾われ、賢者の弟子として過ごす。
だがその後無意識のうちに闇に心を開き、ハートレス(アンセム)とノーバディ(ゼムナス)にそれぞれ別れる。
『KHⅡ』では賢者アンセムに危険な研究を勧める場面、『3D』では研究員たちをハートレス化させている場面でそれぞれ回想にて登場している。後者では”マスター・ゼアノート”が使っていたキーブレードを取り出していた。
アンセム
ゼアノート(テラ=ゼアノート)のハートレス。闇の探究者。
詳しくは→アンセム
※『3D』ネタバレ注意※
『3D』では時を超える力を使うために肉体を捨てて心だけの存在となり、青年ゼアノートに時を超える力を与えて旅立たせる。そして『KHⅠ』の時代のソラに接触した後、眠りの世界に入る直前のソラにも接触して異端の印を付けた。それによってゼアノート達は夢の世界に介入でき、ソラの居場所をいつでも突き止められた。
ゼムナス
ゼアノート(テラ=ゼアノート)のノーバディ。ⅩⅢ機関のリーダー。
詳しくは→ゼムナス
※『3D』ネタバレ注意※
ⅩⅢ機関本来の目的は、ゼアノートの心と意識を13の器に分け与え、”13の闇”を作ることだった。
現にシグバールは半分がゼアノートとなっている。
”13の闇”を”7つの光”である「セブンプリンセス」とぶつけることで”χブレード”が完成される。
その為に、アンセムはマレフィセントを利用して「セブンプリンセス」を、
ゼムナスは「ⅩⅢ機関」として13の器を、それぞれ目的を密かにして集めていた。
黒コートの青年
『BbSFM』のクリア後、旅立ちの地に裏ボスとして現れる。武器は二刀のブレードで、いくつもの技を息を呑む暇も与えないかのように繰り出しテラ、ヴェントゥス、アクアを苦しめた。
※『3D』ネタバレ注意※
青年ゼアノート
『3D』では度々ソラとリクの前に現れ謎めいた言葉を残していく。
その正体が、時を超えて過去からやってきたゼアノートである。旅立ちを決意した時(『BbS』より数十年前)肉体を捨てて心だけの存在となった自分自信であるアンセムに時を超える力を与えられ、幾度も姿を変えた”ゼアノート”を「真のⅩⅢ機関」として集めさせた。
時間を超える力には次のような制限がある。
- 一番初めに使う場合、肉体を捨てなくてはならない。
- 時を超えた先の場所に自分が存在しなくてはならない。
- 超えた先の時間に起きた事実は変えられない。
- 元の時間に戻れば、超えた先での経験や記憶は無くなる。
武器は、『BbSFM』で自信が倒された後に入手されるキーブレード「ノーネーム」を使う。
真のⅩⅢ機関
13人の”ゼアノート”によって結成された機関。
『3D』では青年ゼアノートによって時を超えて集められた。ソラをゼアノートの13番目の器にしようとするが、リク達に阻止され、それぞれの時間と場所へと消え去っていった。
現在判明されているメンバーは、
の6名である。