概要
和名 | カブラハバチ |
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英名 | turnip sawfly |
学名 | Athalia rosae |
分類 | 膜翅目 ハバチ亜目(広腰亜目) ハバチ上科 ハバチ科 ハグロハバチ亜科 カブラハバチ属 |
体長 | 5~8mm |
分布域 | 日本(北海道~南西諸島)・朝鮮半島・中国・台湾・東シベリア・ヒマラヤ・インド・ヨーロッパ |
畑や花壇でよく見られる小型の蜂で、頭部と翅は黒く、腹部は橙色。
成虫は4~11月頃に出現する。
春は平地で過ごし、夏は高地に移動し、秋には再び平地で活動するとされる。
この間に数世代が経過している。
幼虫は黒い芋虫状で、菜の花を食害する事からナノクロムシとも呼ばれる。成長した幼虫は地中で繭を作る。
原始的で針も巣も持たないハバチの仲間なので、毒もなく刺しも噛みもしないので成虫は特に害はないが、幼虫はアブラナ科植物の葉を食べて成長する為、蕪・大根・キャベツ等を栽培する農家や、観賞用に菜の花やニワナズナ(アリッサム)等を栽培している人達からは、害虫として嫌われている。
同じく幼虫がアブラナ科植物を食べる、よく似た近縁種にニホンカブラハバチとセグロカブラハバチが存在する。