概要
銀色の刀身に赤い宝石が埋め込まれた鍔が特徴の両刃の片手剣。小鬼の手によって鍛造されており、柄にはルビーを複数埋め込んである。創設者ゴドリック・グリフィンドール所縁の品である。
ちなみに、「小鬼に造られたものはどんな経緯を経ようとも小鬼のモノ」という小鬼の価値観から「自分たちはグリフィンドールに貸しただけなのに借りパクされている、さっさと返せ」と根にもたれている(実際は購入したのだが、その場合でも小鬼にとっては前述の価値観から有料で生涯貸与しているという扱いであるため、購入者の死後、小鬼に返還しなければならない)。
普段はホグワーツ魔法学校の校長室で、厳重に保管されている代物である。
最大の特徴とその活躍
この剣、グリフィンドールが生前重視していた真に勇気ある生徒、「真のグリフィンドール生」にのみに渡るように、組み分け帽子に隠す形で隠蔽されていた。
従来の刀剣と違いがないように思われるが、この剣は小鬼の技術により【錆や汚れを受け付けず、自らより強いもの(自らの力になるものだけ)を吸収する】という能力を持っているのである。
※たとえば毒を持った生物をこれで斬った場合、その毒を吸収して自らの力とし、それと同等の効果を以後切りつけたものに与える(第二章「ハリー・ポッターと秘密の部屋」では、バジリスクと呼ばれる巨大な毒蛇の毒を吸収した)。
前述の隠蔽とこの能力により唯一ヴォルデモートが見つけられなかった創設者の遺品となり、禁断の魔法によって製作された「分霊箱」を破壊することが可能な数少ない存在になった。
他の手段の場合、コントロールが困難で誤ると死に繋がる悪霊の火や、ニワトコの杖等強力な杖を用いた死の呪文、バジリスクの毒を代表する強力な呪毒等、それぞれ危険が伴うものが多い。
関連タグ
アルバス・ダンブルドア ハリー・ポッター ロナルド・ウィーズリー ネビル・ロングボトム:この剣を用いて、分霊箱を破壊した者
???:破壊された分霊箱の一つ