概要
種族:化け狸
性別:男性
年齢:不明(後述)
口癖:「おう」
『お前、タヌキにならねーか?』の主人公。
その名の通り、金色に近い美しい毛並みを持つ。
本作は主に、こがね丸と悩める現代人の交流を描く作品なので、主人公というより狂言回しまたはメインヒーローと呼ぶべきかもしれない
(手塚治虫のブラック・ジャックに例えるとわかりやすいかもしれない)。
山のタヌキが減ってきたことを憂え、都会で人間をスカウトしている。
彼にスカウトされてタヌキになった人間は多いが、後に人間に戻った者も少なくない。
人物像
性格はマイペースで天然。
世話焼き気質であり、自分のことを二の次にして他人の面倒を見ることが多いという(リン談)。
口ではドライに「タヌキにならない人間に用はない」と言っているが、結局困っている人間を毎回助けている。
唐揚げが好物らしく、よく食している。
人間態
キャップを被った金髪の美青年。
山で山菜や薬草を取り、人里で売って生計を立てている。
ちなみに、初期デザインでは筋骨隆々たる獣人だった(外部リンク)
能力
化け狸の一族の中でも、特に高い変化能力を誇る。
特筆すべきは、木の葉を用いて人間をタヌキに変化させる能力である。
リンによると、これは彼のみが持つ特殊能力であるという。
彼はこの能力で、人間をタヌキにスカウトしたり、悩める人間を導いたりする。
人間社会にある程度通じており、箸を器用に用い、文字も多少読むことができる。
ただし、文字列の構成が似た単語を読み間違えることがある(カラオケ→カラアゲ)ので、恐らくは単語毎に字形を丸暗記していると思われる。
一方、敬語は壊滅的に下手で、「ござまる(います、あります)」「いただす(いただく)」など、独特の補助動詞を使う。
黄金丸
過去編に登場する謎の化け狸。
こがね丸に酷似した人間態を持ち(ただし服装は異なる)、彼と同様に人間をタヌキに変化させる能力を有する。
「おう」という口癖も共通する。
少なくとも江戸時代には存在しており、生きていれば連載開始時点で153才以上ということになる。
人間を深く愛しており、それゆえに自殺者が存在することに心を痛めていた。
余談だが、こがね丸の初期案には「黄金丸」と記されており、何らかの関連性があるかもしれないが、現時点では不明(外部リンク)。
過去
過去については謎が多く、仲間のタヌキらにも打ち明けていない秘密があるらしい。
親友であるタヌキチは、こがね丸が実はかなりの高齢であることを匂わせる発言をした(第8話)。
封印されている貂の妖とも深甚な因縁があるらしく、藤万から命を狙われている。
過去編の黄金丸と同一人物か否かなども含め、彼の過去が今後の展開に大きく関わると思われる。