概要
「もしグウェン・ステイシーがデッドプールになったら?」というヴァリアントカバー企画を発端とし、ファンアートやコスプレの人気が高まった結果、単独誌を獲得するまでの人気を得たキャラクター。
キャラクターの創造には関わっているものの、グウェン・ステイシーやデッドプールと直接の関係はない。
スマホ向けゲーム『MARVEL Future Fight』にも参戦しているほか、彼女を主人公としたコミック作品は主に「グリヒル」という2人の日本人女性アーティストが共同で作画を担当している。
グウェン・プール
我々の住む現実世界とよく似た世界から、なんらかの方法でマーベルの世界へやってきてしまったアメコミに詳しい女の子。グウェン・プールは本名。
マーベルの世界がコミックの中であることを理解しており、ヒーローやヴィランの正体を知っていたりすることでトラブルに巻き込まれることもあれば、逆にその知識を利用することもある。
元ネタとなったデッドプールからも「このコミックを読んでいないヤツはみんなお前のことグウェン・ステイシーだと思ってるぞ!」と言われたりする。
彼女自身がコミックのキャラクターであることも理解しているようで、デッドプール同様に第四の壁を破ることもできる様子。
後に、コミックの枠外の世界ことガタースペースを行き来、利用する能力を得る。この他にも吹き出しや回想シーンまでも視認し、触り、コントロールできるという、究極のメタキャラとなった。
なお、初期の方では「読者しか知らないヒーローやヴィランの秘密を知っている」+「彼女にとっては敵も味方も一般人も現実には存在してないフィクションの存在なので、必要とあればエグい真似も平気で出来る」の合わせ技による胸糞系チートもの異世界転生の一面も有る。
ある意味で、もし、この人物が他の登場人物を内心で「本当に生きてる人間じゃなくて、現実には存在しないゲームのキャラ(なので、最悪は自分のせいで死なせたとしても、それによるトラブルをどう解決する/回避するか?という現実的な問題は有っても、倫理的な問題は無いし、良心の呵責を感じる方がどうかしている)」と思って行動していたなら?に近い。
相棒として、ハッカー少年セシルと共に行動する。
セシルは第一話でヴィランに殺されてしまうが、ドクター・ストレンジの協力によって幽霊として復活した。
また、この他にもM.O.D.O.K.(ヴィラン)が組織した傭兵部隊M.O.D.O.K.(紛らわしい)に加わったことから、バトロック・ザ・リーパー、メガトニー、テリブル・アイといった面々と行動をともにすることもあった。