概要
TVアニメ『機動戦士ガンダム00』シリーズに登場するリボンズ・アルマーク役や、「世界一初恋」の桐嶋禅役を務めた声優。
声質はもちろん、頭のてっぺんから足先まで「影武者」どころか「双子の兄弟」「クローン」と称されるくらいに古谷徹にそっくりである事が最大の特徴である(←ここ重要)。
青二プロダクションの「期待の超大型新人声優」と呼ばれ、新人でありながら非常に高い実力を持つ若手声優(一方で「その割には『老け顔』にも見える」などと野暮な事を言う輩もチラホラいるが、恐らくは「遅咲き」「キャリア『は』若手」「大器晩成」的な意味合いなので多分気のせいだろう)。
蒼月昇……いったい何者なんだ……
超大型新人の名は伊達ではなく、以下のように様々な逸話がある。
- 彼がスタジオに入ると、スタッフや他の声優が真っ先に挨拶をする
- 彼がスタジオ入りすると、スタジオ内に緊張が走る
- 写真でもサングラスを決して外さない
- 1stガンダムの大ファンであり、その主役を務めた古谷徹に憧れて声優を目指す。古谷の演じた役は全て完コピできる。あまりの完成度に若井おさむも涙目である。
- 古谷は同事務所の先輩である。
- 役作りにこだわりがあり、「キャラクターについて手に入る情報はすべて頭にインプットする」「キャラクター表を見て、同じポーズをとってみる」らしい。非常にプロ意識の高い新人である。
- 新人声優ながら脚本家の黒田洋介に直接会いに行き、設定を確かめるなど、新人らしからぬ行動力と度胸を持つ。
なお、誕生日は憧れの古谷徹と同じ7月31日。生年は秘密。
その高い実力から将来を有望視されていたが、2009年に突然の引退発表。
期待の超大型新人は「リボンズ・アルマーク」役たった一役で役者人生を終えることとなった。
引退理由については諸説あり、「行き過ぎた役作りにより、リボンズ役に没入しすぎてしまい、他のキャラを演じることができなくなった」というものから、「(古谷徹の演技を完コピしたことで)その高い才能に危機感を覚えた古谷が引退に追い込んだ」「蒼月昇は『古谷徹の別名義』であり、一人二役だった」「すべては仕組まれたことであり、メディアが作り上げた架空の人物」などという明らかに正解に近い信憑性の高いものから都市伝説まがいのものまであり、真相は不明。
その後は完全に声優界から身を引き、「リボンズ・アルマーク」の登場するゲームにひっそりと出演するのみであった。
・・・・・のはずが、2013年に突如復帰。なんとBLデビューを果たすことになった。超大型新人らしく、映画の主役格抜擢である。
2014年にはtwitterも開始。この頃は古谷とはプライベートでも仲がいいらしく、古谷の情報もいっしょにつぶやいたりしていた。一時期はプロフィールからは何故か古谷徹の公式サイトにリンクされていた。
また、蒼月の影響を受けた古谷が少し遅れてtwitterを始めている。
大御所声優である古谷徹氏に影響を与えるとは、超大型新人の威力は伊達じゃない!
2017年に公開された「ガンダムビルドファイターズバトローグ」の第1話では、この男の悪ふざけ、もとい粋な計らいにより、ついに古谷徹との共演を果たした。
……え? 古谷徹? 勿論憧れの先輩ですよ?