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タミヨウの編集履歴

2023-05-04 09:37:42 バージョン

タミヨウ

たみよう

タミヨウとはTCG『マジック・ザ・ギャザリング』背景ストーリーに登場するプレインズウォーカーである。

探求の苦しみは知らないことの苦しみに比べれば何程でもありません。


概要

神河次元の空に住むムーンフォークあるいは空民と呼ばれる種族のプレインズウォーカー

自分自身は理解し記録するために存在するものだと捉えており大規模な騒乱への介入は好しとしない根っからの学者肌タイプ。

実地研究を専門の研究者であり、天文学、生物学、錬金術、その他あらゆる学問に精通している。


灯に覚醒した彼女にとって多元宇宙は知識の宝庫であり、それを巻物にしたため空民の拠点“朧宮”に収めるため日々研究のため様々な次元を渡り歩いている。


また、家庭持ちなお且つネズミの亜人種・鼠人の孤児を養子としており、さらに朧宮の自宅にアジャニが来訪時には子供たちと共に歓迎したり、彼女とも面識があったりと、意外と人脈もある。


タミヨウは物語の魔法の使い手であり、それぞれ異なる物語が綴られた多数の巻物を所持している。たとえば石のふりをして鬼の宝を盗んだ 悪忌の寓話を読めば、それはタミヨウの存在を周囲の目から隠すといった具合にそれを広げて読むことで現実世界に何らかの影響を与えることが可能である。ただし巻物の中でも鉄の輪で閉じられた3本は自身の危機に陥ってでも絶対に使わないと固く誓っている。(詳しい効果は不明だが、うち1本はファイレクシアとの戦争を経て崩壊した人工次元『セラの領土』にまつわるモノだということから次元崩壊クラスの危険性を秘めたものではないかとファンは憶測している。)


神河次元でテゼレットを追う魁渡に協力。だが、テゼレットとジン=ギタクシアスに拐われてしまい、新ファイレクシア完成化

されられてしまい『守べき家族はファイレクシア』と思想も作り変えられてしまう

新ファイレクシアの大規模侵攻の際、彼らの尖兵として神河次元を攻撃。彼女の養子の一人である鼠人のナシが説得を試みるも効果はなく、魁渡らと対決。そこに駆けつけたの刃によって元に戻ることなく死亡。

その最期の直前、彼女は鉄の輪で封じていた巻物の封を解く。そこから現れたもの、それはタミヨウの残滓。実は巻物の一つにはもしも自身が命を落とすようなことがあった時のために自身の記憶で作った物語を封じていたのだった。


彼女の終わりの無い物語ーーそれは彼女の愛する息子に受け継がれていくのであった。


カード性能

月の賢者タミヨウ

マナコスト(3)(青)(青)
カードタイププレインズウォーカー — タミヨウ
初期忠誠度4
能力[+1]:パーマネント1つを対象とし、それをタップする。それはそれのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
[-2]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするタップ状態のクリーチャー1体につきカードを1枚引く。
[-8]:あなたは「あなたの手札の上限はなくなる」と「いずれかのカードがいずれかの領域からあなたの墓地に置かれるたび、あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。」を持つ紋章を得る。

ゴシックホラー世界に突如登場した和風プレインズウォーカーとしてファンを驚かせた1枚。収録されたエキスパンションは『アヴァシンの帰還』能力はタップ+アンタップ制限・ドロー・カードの恒久的な回収。呪文や特殊能力を巧みに使い分け試合の流れを操作するコントロールデッキ向き。使い方は[+1]能力で時間を稼ぎドローを稼ぐ・もしくは「撃てば勝ち」な[-8]能力まで粘るのどちらか。


実地研究者、タミヨウ

マナコスト(1)(緑)(白)(青)
カードタイププレインズウォーカー — タミヨウ
初期忠誠度4
能力[+1]:クリーチャー最大2体を対象とする。あなたの次のターンまで、対象としたクリーチャーが1体戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚引く。
[-2]:土地でないパーマネント最大2つを対象とし、それらをタップする。それらは、それらのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
[-7]:カードを3枚引く。あなたは「あなたは、あなたの手札から土地でないカードを、それらのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。」を持つ紋章を得る。

1ブロックにプレインズウォーカー・カードは5枚という原則があるものの、エキスパンション『イニストラードを覆う影』ブロックの背景ストーリーに関わる今回を逃すと次カード化のチャンスがいつ来るかわからないので第2セット『異界月』で再登場。そういった経緯からか簡単に使いこなせないようにしてゲームバランスを保つために3色カードとなる。しかしその反面、[+1]能力はクリーチャーと併用して使用すれば手札を稼げ[-2]能力は2枚を2ターンにわたり無力化といったアドバンテージ取得・妨害と実用的な能力を複数備えている。


伝承の収集者、タミヨウ

マナコスト(2)(緑)(青)
カードタイプ伝説のプレインズウォーカー — タミヨウ
初期忠誠度5
能力対戦相手がコントロールしている呪文や能力は、あなたにカードを捨てさせることもパーマネントを生け贄に捧げさせることもできない。
[+1]:土地でないカード名1つを選び、その後あなたのライブラリーの一番上からカードを4枚公開する。その中から、その選ばれた名前を持つカードをすべてあなたの手札に加え、残りをあなたの墓地に置く。
[-3]:あなたの墓地からカード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す

灯争大戦で登場した3枚目のタミヨウ。

分かりやすい墓地回収能力以外はトリッキー過ぎる能力ゆえに使いどころが難しいカード。

常在型能力は対戦相手によるディスカードおよび強制生贄系除去のシャットアウト。その手の能力はほとんど黒なので、効く相手と効かない相手がはっきり分かれる。

+1能力はカード名を指定し、ライブラリーの一番上の4枚から探して手札に加える。

土地は指定できないため、4枚残っているカードを指定したとしても最速で出した場合(ライブラリー残49枚)で30%弱、ライブラリー残30枚時点で約45%に過ぎず、ギャンブル性が高い。

指名は当たれば儲け物程度に考え、忠誠度の増加や-3能力のための墓地肥やしを目的に使っていくことになるだろう。


実際のところ、常在型能力が黒に強いのでそっち系デッキ対策以外では使いどころが難しいカード。

……なのだが、緑に見られる1ターンダメージ無効カードでしのぎつつ、1ターン追加する『運命のきずな』(カードテキストは外部リンク参照)を連発する“ターボネクサス”と呼ばれるデッキでは色があっており、自身でライブラリーに戻るので、前述の+1能力では終盤高確率で引けるので相性が良く、同デッキを大きく強化する要因となった。

ちなみに件の『運命のきずな』、元は基本セット2019のBOX特典限定であるにもかかわらず、トーナメントシーンで通用するカードパワーを有していたため、極端な供給不足に陥ってしまったという問題があったのだが、それはまた別のお話……


なお、日本語版のブースターパックに限り、50%の確率で日本イラストレーター描き下ろしのオリジナルアート版プレインズウォーカー・カードが通常版の代わりに封入されており、

担当するのは藤ちょこ氏。(ユーザーページリンク参照


完成化した賢者、タミヨウ

マナコスト(2)(緑)(緑/青/Φ)(青)
カードタイプ伝説のプレインズウォーカー — タミヨウ
初期忠誠度5
能力完成化((緑/青/Φ)は(緑)でも(青)でも2点のライフでも支払うことができる。ライフで支払うなら、2個少ない忠誠カウンターで戦場に出る。
[+1]:アーティファクトやクリーチャー最大1つを対象とする。それをタップする。それは次のコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
[-X]:あなたの墓地にあり土地でなくマナ総量がXのパーマネント・カード1枚を対象とする。それを追放する。それのコピーであるトークン1個を生成する。
[-7]:《タミヨウのノートブック》という名前で「あなたが呪文を唱えるためのコストは(2)少なくなる。」と「(T):カード1枚を引く。」を持つ無色の伝説のアーティファクト・トークン1個を生成する。

エキスパンション『神河:輝ける世界』でファイレクシアに改造されてしまった姿でカード化。それゆえ、いわゆるΦマナと呼ばれるライフ2点で代用できるマナ・コストを持っている(ただし、これを使うと初期忠誠カウンターが通常よりも少ない状態で出すことになってしまう)。


能力はタップ+アンタップ制限、墓地のパーマネントのコピートークン生成、そして強力な能力を持つ伝説のアーティファクト・トークンの生成。ただし、墓地のトークンを持ってくる能力は忠誠度次第なので、Φマナで出すとカードのえらべる幅が減ってしまう。

なお、-7能力で生成できるのは紋章ではなくアーティファクト。削剥のようなアーティファクト破壊カードで普通に破壊されてしまうので注意。


関連タグ

MTG プレインズウォーカー

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