漆月魁渡

しづきかいと

漆月魁渡とはTCG『マジック・ザ・ギャザリング』背景ストーリーに登場するプレインズウォーカーである。

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目次 [非表示]

1 概要

2 カード性能

2.1 漆月魁渡

2.2 踊る影、魁渡

3 余談

4 関連タグ

概要

神河次元出身のプレインズウォーカーで、念動力を操る熟達の忍者。目的を達成するためならばルールを破ることも、権威に背くことも厭わない性格。

相棒に神河の神を宿す狸型ドローン灯元（ひもと）がいる。

彼が幼少期に父は事故で放射線に被爆した妻のために未認可の技術を使用して投獄の後、獄中死。そして母親も病死し、肉親は姉英子のみ。

その後は皇国に拾われ、永岩城にて皇と親友になるも、彼女が「金属の腕の男」の襲撃とともに姿を消したことが彼の人生を変えた。

その後、氷山勢団（犯罪ギャングに該当する組織で、神河で最大クラスの組織）下っ端として汚れ仕事を請け負うようになるも、神と機械をつなげる研究に関わった際に組織と裏切り、その事件がきっかけでプレインズウォーカーとなった魁渡は、行方不明となった皇の行方を求めて多元宇宙中を駆け回る。

カード性能

漆月魁渡

マナコスト	(１)(青)(黒)
カードタイプ	伝説のプレインズウォーカー ― 魁渡
初期忠誠度	3
能力	あなたの終了ステップの開始時に、このターンに漆月魁渡が戦場に出た場合、これはフェイズ・アウトする。
	［+1］：カード１枚を引く。その後、このターンにあなたが攻撃していないかぎりカード１枚を捨てる。
	［−2］：「このクリーチャーはブロックされない。」を持つ青の1/1の忍者クリーチャー・トークン１体を生成する。
	［−7］：あなたは「あなたがコントロールしているクリーチャー１体がプレイヤー１人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたのライブラリーから青や黒であるクリーチャー・カード１枚を探し、戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。」を持つ紋章を得る。

・フェイズ・アウト―フェイズ・アウト状態となったパーマネントは戦場に存在していないかのように扱われるという能力。

『神河：輝ける世界』でカード化。終了ステップ時にフェイズ・アウトするので、返しの相手ターンに除去されにくく、能力を2回以上起動させやすいという特徴がある。

基本的に−7能力は実現が難しい（初期忠誠度が少ない、到達まで時間がかかる）ので、ドロー源やトークン生成でアドバンテージ稼ぎが主な出番となる。

同セットでは忍者と種族シナジーがあるカードが多数存在するが、コントロールデッキでも活躍している。

なお、通常盤とは別に忍者フレーム・カードとボーダーレス・プレインズウォーカー・カードが存在するのだが、後者のイラストを手がけたのはなんとあの原哲夫氏である。

踊る影、魁渡

マナコスト	(２)(青)(黒)
カードタイプ	伝説のプレインズウォーカー ― 魁渡
初期忠誠度	3
能力	あなたがコントロールしている１体以上のクリーチャーがプレイヤー１人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたはそれらのクリーチャーのうち１体をオーナーの手札に戻してもよい。そうしたなら、このターン、あなたはこれの忠誠度能力を１回のみではなく２回起動してもよい。
	［+1］：クリーチャー最大１体を対象とする。次のあなたのターンまで、それでは攻撃もブロックもできない。
	［0］カード１枚を引く。
	［−2］：接死と「このクリーチャーが戦場を離れたとき、各対戦相手はそれぞれ２点のライフを失い、あなたは２点のライフを得る。」を持つ、無色の2/2のドローン・アーティファクト・クリーチャー・トークン１体を生成する。

『ファイレクシア: 完全なる統一』で登場。

派手な能力こそないが、細かいアドバンテージの取りやすい能力。

条件を満たせばなんと能力を1ターンに2回使用できる、ただしそれには戦闘ダメージを与えたクリーチャーを手札にも戻さなければならず、盤面展開のテンポに支障をきたしかねない。場に出た時に能力を誘発させるクリーチャーを使いまわす等々、工夫が必要。

ちなみに同セットでカード化されたプレインズウォーカー10人は同セットにて新ファイレクシアに完成化さられた姿が描かれているボーダーレスマンガ版カードの特別版イラストも存在する。なお先に10人のイラストが先行公開され、内５人は本当にストーリー内で完成化させられると公表されたのだが、完成化は免れ「if」の姿止まりとなった。