概要
MTGではまだ未登場の次元出身のミノタウロスの男性のプレインズウォーカー
今のところ目覚めた経緯は不明だが、自分の故郷で娘二人とともに鍛冶場を営みつつ休日に別次元にプレインズウォークして旅行しては土産を持ち帰るという生活をしていた。
イクサラン
だがある日、イクサランに渡ったところ”不滅の太陽”という次元に拘束する力を持つ魔力の所為で出られなくなってしまう。
イクサランにおいてミノタウロスという種族は存在せず異形として追われる日々を送っていたアングラスは、どうにかして海賊を率いる立場を得て彼らを引きつつなんとか故郷の娘たちの元に帰る方法を模索する。
イクサランに囚われて14年ほど経過したある日、敵対する太陽帝国の一部隊と交戦した時、敵の一人であるファートリがプレインズウォーカーであることに気づき、その隙に彼女に逃げられる。
その後再開したファートリと一時的に手を組むが、故郷に帰ることを望むアングラスと帝国の使命を果たすことに熱意を燃やしていたファートリはたびたび衝突。その後は薄暮の軍団や川守り、ヴラスカ率いる別の海賊との混戦となる。
が、不意に不滅の太陽が効力を失ったことに気づいたアングラスは周囲に悪態をつきながらその場を離脱。ようやく愛しの故郷に辿り着き娘たちと感動の再開を果たす。
灯火大戦
ラヴニカがニコル・ボーラスの襲撃開始時に発信したビーコンに呼応して他のプレインズウォーカーたちと共に駆けつけるも、ボーラス側の手に渡った”不滅の太陽”に寄って閉じ込められたことを知る。そのことに激怒したアングラスは娘たちの元に帰るため、ラヴニカの人々を護るためにッ他のプレインズウォーカーたちと共にアモンケットから襲撃してきた永遠衆を迎撃する。ちなみにこの時合流した者達の中に前述のファートリもいたが、イクサランでの衝突の件てつっかかってきた彼女に今度は落ち着いた態度で説得して納得させ共闘している。
チャンドラ・ナラーのチームがドビン・バーンの護っていた不滅の太陽を奪回したことで再びラヴニカから脱出するチャンスを得たアングラスだったが、彼はその後も踏みとどまってゲートウォッチと共に戦い続け、最終的にボーラスを討伐し永遠衆の脅威が消失するまで生き延びた。
今作ではモブ同然に出てきたメンバーも多い中で、序盤から結末まで出番があり知り合いやゲートウォッチとも絡みがり以外に出番が多かった。
ちなみに彼を二度も娘たちから引き離そうとした”不滅の太陽”は、”ラヴニカに襲撃してきたテロリストやこれから厄介ごとを起こそうとする危険人物を拘束するため”に破壊せず保管することになったが、彼だけは逸れに異議を唱えていた。まぁ、コレの所為で人生を狂わされ十数年間も難儀する羽目になったので当然の反応ではある。
人物評
非常に大柄で、4本角の牛の頭部を持つ。 肉体そのものが内部から高熱を発しているのが大きな特徴。体表面は金属のように赤熱し、喉の奥には炎が燃え、鼻孔からは絶えず蒸気が立ち上っている。
「炎鎖/The Flame-Chained」の二つ名が示す通り、戦闘では赤熱する鎖を魔法で自在に操り、敵を捕らえる。
イクサランでは短気で粗暴な言動が目立ったが、これはどちらかというと長年娘と離れ離れになって若干荒んでいた面が大きい。事実次に登場した灯火大戦ブロックでは、戦闘場面では周囲に気を配り的確にフォローしつつ最前線を支える頼もしさを見せ、それ以外の場面では仇敵と腹を割って話し合って和解したり緊張してる新顔を和ませたり慰めたりと面倒見の良さを見せた。
粗野なりに自分の人生経験に沿った態度を示せる見識と度量のある人物といえるだろう。