概要
聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話外伝15~16巻に登場。
祭壇星座のハクレイと蟹座のセージが現役時代に活躍していた本来の牡羊座の黄金聖闘士。強い信念の持ち主であったものの、当時の教皇イティアを殺害し牡牛座のフランキスカをはじめ多くの聖闘士を死界の蝶フェアリーで洗脳、反乱を起こした。冥王軍側に寝返ったものと推測されていたが、実際はイティア自身の世界に対する変化の無さに嘆いての同調であり、冥王側の能力を利用したに過ぎない(それでも、やっている行為は後世の反逆者と大して変わらないが…)。
当時の教皇イティアの忠臣で、恩人である彼を狂信的なまでに信奉する一方、同志であるはずの聖闘士に対しては非常に階級主義的で、特に目下である白銀聖闘士たちの扱いは横暴極まる(まあ、まだ人権意識もへったくれもない時代の人物なので、仕方が無い面はあるのだが…)。
どうやら自分と同じ黄金聖闘士になれるはずだったハクレイが、弟のセージに蟹座の地位を譲って白銀聖闘士に甘んじたことへのショックが、自覚しないまま心の傷になっているらしい。それが事件を起こしたひとつの遠因となったようだ。
叛乱鎮圧後、死界の色に染まってしまった彼の牡羊座聖衣は封印されていたが、それを媒介(?)にして、アヴニールが新たな牡羊座聖闘士として未来世界から召喚されることになる。このアヴニールの技が、後世シオンやムウに伝承されていくことになるため、ゲートガードの系統を受け継ぐ牡羊座はLC以降の時間軸には存在しない。
技:フォースソア
関連タグ
牡牛座のフランキスカ … 同時代の黄金聖闘士
牡羊座のアヴニール … ゲートガード誅殺後、未来から召喚された黄金聖闘士。