概要
バイオハザード RE:3、RE:4に登場するアサルトライフル。(RE:4ではCQBR Assault Rifleの名称で登場する)
主にU.B.C.S.の隊員が使用している。装弾数は32発。実際のM4系列の装弾数である30発ではなく32発なのはおそらくバイオハザード RE:2のLE5のコンパチであるためだと思われるが、真偽は不明。デフォルトでKACフォアグリップ(ただしレールに固定する部分はTangodown風)が装着されており、カスタムでジャングルスタイルマガジンとM68ドットサイトとHogueラバーグリップが装着可能。
RE:4ではチャプター10で入手でき、初期装弾数は20発、改造することでRE:3と同じ32発に増える。他のライフル同様スコープ類が全て装着可能、構えるとFPS視点になる。
相違点
まず、CQB-RというアッパーレシーバーはRE:3の舞台である1998年当時には実は存在しておらず、実際には1999年に設計され2000年に生産されたアッパーレシーバーである。RE:3に登場したのは実際のCQB-Rの10.3インチではなく、11.5インチの少し長い銃身を持っており、実際にはCQB-RではなくM933というM733をピカティニーレール対応に改良したM4コマンドーである。
この銃に装着されているR.A.S.は1997年製造であり1998年当時には存在しており、これを装着したと考えれば違和感がないが、次にネックになってくるのがアイアンサイトである。このM4のキャリングハンドルから独立したアイアンサイトもまた、1998年当時には存在していないが、キャリングハンドルだけであれば当時存在するため、RE3に登場した個体はそれの邪魔な部分を切り落として制作された即興のリアサイトの可能性が高い(ソースは不明だが実際に切り落として独立したリアサイトを作っていた、という話もある)。
結論
つまりこの銃はM933にR.A.S.とM4のキャリングハンドルを切断して作ったリアサイトを装着したモデルであり、厳密にはCQB-Rではないのである。しかし、結果的にはこの銃身が短いM4というコンセプトはCQB-Rとなりアメリカ海軍特殊部隊SEALsにMk18として採用されたことを考えると、この装備を作らせたアンブレラは兵器に関しては相当な先見の明があると言える(だからこそ生物兵器なんていうイカれた発想をしてしまったのかもしれないが)。メタ的に言えば時代考証を合わせてスタッフが拘って作っているのだと思われる。
余談
過去のバイオにはベレッタ92Fの分解用のテイクダウンレバーが無かったり、そのまま東京マルイのエアガンをモデリングに使ったようなものや、変に弄って架空デザインにしたような銃がたくさんあった。そんな中、この銃はちゃんとリロードの時にボルトリリースが起き上がり、反動や銃声もしっかり再現されている。