概要
天竜人の住む聖地マリージョアに存在する世界の中心であるパンゲア城の玉座。
「偉大なる航路」に浮かぶ島々と四つの海を示す十字が描かれており、この玉座が世界そのものを表している。
またそれを守るように、周囲には19本の武器が地面に突き付けられている。
本来は、各国の平等を表した「象徴」であり、実際にはこの玉座に座ることが許された王は存在しないとされる。
由来
この玉座が据え置かれるようになったのは、かつて世界政府が創設された時代に天竜人の祖先となる20人の王が立てた誓いが根底にある。
誓いの内容は
- 「各国の王は平等、独裁の意志は持たない」
- 「世界にたった一人の王などおらず、パンゲア城の玉座には誰も座らない事こそが平和の証」
と言うもので世界政府の理念を表している。
世界政府加盟国の王は虚の玉座のさらに下方の地面に、20人の王と同様の誓いとして武器を突き立てる儀礼がある。
この理念を体現する為に、天竜人の最高位で世界最高の権力者である五老星も複数人であるとされる。
ちなみに「最初の20人」のうち、アラバスタの女王だったリリィは世界貴族にならず帰還したため、彼女の武器は虚の玉座にはなく、刺さっている武器は19本である。
玉座の真実
しかし、実は五老星を含むごく一部の人間にだけ知られる秘密として、虚の玉座に座ることができる王が密かに存在していた。
その名は、 イム。
五老星が密かに服従しているその存在は、マリージョアの奥にて世界の歴史を動かしている。
しかし、この情報は国家機密の中でも特に重要な機密であるようで、その存在を知った者は抹殺の対象になるほどである。
そんな中、革命軍の参謀総長であるサボは革命軍のメンバーに玉座の真実を告げようとするが…
関連タグ
1060話のネタバレ
虚の玉座の真実を知ったサボがそれを革命軍の仲間に告げようとした時、天から16本の光線が降り注ぐと共に、ルルシア王国は消し飛んだ。
この際、ルルシア王国のある島を吹き飛ばしたのは古代兵器の1つであるウラヌスではないかとされるが、そこから更に複数の仮説が立てられている。
その内の1つが、
*****虚の玉座とは、ウラヌスのコックピットではないか?*****
と言う仮説である。
そうである場合、今までの虚の玉座についての説明は、単に真の権力者を隠す為のカモフラージュと言うだけでなく、恐るべき兵器を隠す為の嘘であったと言うことになる。