原義
「楽しい」という感情の一種。心の底から物事を楽しみ、喜ぶこと。またその様を表す。
類義語に喜悦がある。
派生的に「人より自分が優れていることに喜ぶ」と解釈されるが、これは優越感と語呂的な混濁が生んだ誤解から生じており、現在ではこちらの意味で浸透してしまった節もある。こちらは本来であれば誤用である事に留意。
pixivや二次創作・ネット上での扱い
Fateシリーズの1作品『Fate/Zero』の影響から、「愉悦」という言葉が広まった。これは作中の登場人物・言峰綺礼が「精神的に空虚」を宗教家としての性格かというに戸惑うこと、だだし彼の悪性が英雄王を見抜き、遠回しに突き付けていく、後の外道に引きずり込んだの嗜好にそうした嗜虐趣味があったことに由来する。
また上にある意味の混濁も手伝って、現在ではもっぱら的な意味合いで用いられている。則ち――他者が心を砕いて何かに力を尽くす姿を、破滅しかない結末を知りながら素知らぬふりで見て嘲笑う(時に背中を押して破滅に進ませる)という、かなり下衆な意味合いで使われるようになった。
ただ、こちらもあくまで誤用であるという点に注意。
余談
Fateシリーズの1作品『Fate/Grand Order』に登場するのサーヴァントラスプーチンに「いつの間にか『愉悦解説おじさん』として名か売れていてね」と発言する、まさかの公式ネタ。