概要
居村眞二による仮面ライダーのコミカライズ作品、てれびくん 1990年1月号~12月号連載。
クライシス帝国との戦いののちに、人間をメタル生体人間に変えるマーダー帝国から地球を救うため宇宙に旅立つ11ライダーの物語。
「RX」終盤の歴代ライダーの活躍のなさの不満を埋めるための作品だが、実質的にはRXが主役の「児童誌向けスピンオフ作品」。
そのためシリーズ本編との設定差が大きく「テレビで「甦る」と言った創世王が元から生きていた」「シャドームーンがドジと言われただけで憤慨する」など強引な改変が目につくため、原作ファンからは原作レイプ扱いされる事も。
ノリとしてはコンパチヒーローに近いか。
構成的にも、RXがメタル生体人間にされた2号を助けつつシャドームーンと一戦交えるだけでかなり尺を費やしている割りに、ZXは必殺技がジャークミドラに効かずスカイライダー共々見せ場無しと主役は完全にRX。
またマーダーの支配者は創世王であり、やはりRX中心となっている。
再生された幹部怪人も殆ど戦ったライダーと再戦することなく、それ以前に大半は戦闘員でもやれそうなロボット(マーダーマシン)の操縦にあたる。鋼鉄参謀と再度相見えたストロンガーはその後も歴戦を経たにもかかわらずいいところがなかった。
ラストで帝国と最期を共にしたと思われた仲間は生きており、全員の活躍で宇宙は救われたような文が書かれる。
関連項目
同時期にテレビマガジンに連載。こちらは等しく11ライダーが活躍している。
テレビランドの連載作品。RXの活躍は後の方。