概要
『TOUGH(タフ)』は、漫画家猿渡哲也氏による漫画。
『高校鉄拳伝タフ』の続編で『週刊ヤングジャンプ』(集英社)において、2003年35号より2012年34号(7月19日発売)まで連載された。
あらすじ
前作から時がたち19歳になった主人公・宮沢熹一が、宮沢鬼龍との死闘により重体の身となった父・宮沢静虎の復活、自身の精進のため新道組のヤクザ・新道力丸と手を組む。
静虎の回復を機に、闘いの場を闇試合から表の世界の『ハイパーバトル』へと移し世界の頂点を目指す。
主な登場人物
宮沢熹一(みやざわきいち)
前作から引き続き主人公。宮沢静虎から灘神影流を受け継いでおり、現在第15代当主。病床に伏す父を守るという責任と、尊敬する父を倒し、なおかつ灘神影流の壊滅を目論む伯父・鬼龍を打倒する意志を強くしていることから、前作と比べてストイックかつ落ち着いた性格となっている。容姿そのものも前作と比べて変化し、髪型が短髪になり、体格が成長している。
宮沢静虎(みやざわせいこ)
熹一の父親で元灘神影流第14代当主。他の武術家たちからは「静かなる虎」と恐れられ、熹一からは「史上最強のモラリスト」と呼ばれる人格者でもある。前作の終盤において双子の兄・鬼龍と激闘を繰り広げるも、灘神影流奥義「呪怨」を喰らい、心神喪失・半身不随の廃人となり療養している。
宮沢鬼龍(みやざわ きりゅう)
宮沢静虎の双子の兄。
「怪物を超えた怪物」、「神の肉体と悪魔の頭脳を持つ男」と称されており、人間の領域を超える神の如く強靭な肉体と圧倒的戦闘能力、悪魔の様に切れるIQ・200の頭脳を併せ持つ。
宮沢尊鷹(みやざわ そんおう)
灘神影流の14代目当主となるはずだった人物で宮沢さん三兄弟の長兄
鬼龍との決闘で吊り橋から落とされ死亡していたと思われていたが…?
新藤力丸(しんどう りきまる)
関東道城会系新藤組の組長。闇試合の世界における熹一のマネージャーであり、熹一には全幅の信頼を置いている。
ダーク・ファイト編
マンモス西田(まんもす にしだ)
インディのプロレスラーでありバーリ・トゥードの経験もある
福建マフィアの江俊龍に雇われ、熹一を倒そうとするが失敗
髪を使ってのバック・チョークで倒される。
江俊龍に当てつけで殺され、死体は魚やカニに食われ、ダークファイトの怖さを知らしめた。
ケンゴ(けんご)
兄のケンゾーと共に48時間セックスを完遂したほどの女好き
一日たりとも女なしではいられないと評されるが
熹一と戦うために一週間禁欲を行った
噛みつきを得意としていたが熹一に顎を外され敗北
試合後に再び襲い掛かるが顎に打たれ気絶した
九条シオン(くじょう しおん)
「嘆きのシオン」の異名を持つ
小指の中手骨が異常突起しており(通称削岩のバウンド)
戦闘能力は牛を殴り殺せるほど高い
両親を殺される悲しき過去があり、犯人が少年法により守られたことがトラウマになっていた
しかし…本当の犯人は…?
ハイパーバトルトーナメント予選編
風のミノル
宮下和香
佐渡一等空曹
元第一空挺団でありトラップに長けている
元軍人設定が有働と被っているのか若干影が薄い
有働征二
帯刀右近
鬼龍との戦闘の末敗北
下僕になることを断り視力を奪われた
TOUGH外伝 柔の章にも登場している
王獅冥
九条薔薇丸
ハイパーバトルトーナメント本選編
マーシオジェット内藤
朝昇
バトル・キング
ハイパーバトルで伝説となっている覆面の男
ネバタ州の砂漠でナバホ族と生活しており、「チャベス」と名乗っていた
アイアン木場
静虎の過去編に登場し自分から喧嘩を売ったロシア人にボコボコにされ読者からの株を暴落させた
ファントム・ジョー編
富岡伴内
鯱山十蔵
ブル松田
ファントム・ジョー
幽玄編
幽玄死天王
詳しくは当該記事及び幽玄真影流を参照