そうか!君は頭が悪くて他にとりえがないから闘うことでしか自尊心を満たすことができないんだね かわいそ…
概要
有働征二とは、猿渡哲也の漫画『TOUGH(タフ)』の登場人物。
モチーフはおそらくお笑いタレントのウド鈴木。
格闘技の祭典「ハイパー・バトル」日本予選の参加者。
100人の参加者がそれぞれ身に着けた「生命のリング」を奪い合うバトルロイヤルの中で、主催者に雇われ本戦出場ができない代わりにリングの数だけ報酬がもらえる「ジョーカー」の一人。
「武器商人」の異名を持ち、金のためなら親の仇でも武器を売る男と評される。
自然石を研いでナイフを作る名人で、その気になれば鏃や針も作れるという。
リング2個と引き換えにナイフを販売しており、宮沢熹一はナイフを持った参加者に思わぬ苦戦を強いられた。
負傷している熹一を見つけて戦いを挑もうとするが「格闘家ではない」ことを理由に避けられそうになったため「営業は夜の8時まで」と称して戦い始めた。
自分で作ったナイフ2本を両手に持って戦うナイフの達人で、実戦経験も豊富らしい。
大柄で屈強な肉体を持ち、軍隊で格闘技を学んでおり打撃を防御する技術にも長けている。
一端は熹一を追い詰めるも、衣服を鞭のように扱う灘神影流活殺術の「蛇鞭」により顔を叩かれナイフを奪われる。
しかし服の下に大量の鏃を隠し持っており、それを使った反撃に出るもあっさりとかわされ飛び蹴りを食らう。
トドメを刺されそうなったとたん、有働は涙を流して命乞いを始めた。
いままで集めた30個近くのリングを渡しつつ、自分が身に着けているリングだけは勘弁してと図々しい要求までする始末。
さらに、それを了承して立ち去ろうとする熹一の背後から不意打ちを仕掛けようとするが見抜かれており、袋代わりにリングを詰め込んでいた蛇鞭を叩きつけられて顔面を粉砕され、今度こそ完全に敗北した。
出番は多くないが特徴的な風貌と口調が印象的な人物。
熹一のことは「バカ」と見下しまくっていたが、最後には不意打ちを見抜かれたあげく「バカは自分がバカだと自覚してない」と返され敗北。
しかもその場面が登場する話のタイトルは「バカの定義」である。
主なセリフ
- 俺は戦う武器商人なの ムフフフ営業は夜の8時まで それ以降は格闘家に変身するの
- しかも闘う相手は確実に勝てる奴としかやらない
- 頭のいい奴は無茶はしないの 目立たぬよう地道に…しかしずるがしこく生き抜き おいしい処を持っていくの
- 自分で言うのも恥ずかしいけど 刃物で闘い肉を切ることの才能と才覚は抜きん出てるんだよねえ
- うがあ足が…足が………って痛くもなんともありまっせーん
- ククククク恥ずかしがることはないよ うぬぼれは若者の特権よ
- あれれ敵前逃亡なの?リングをほったらかしてもったいないなあ
- ライオンはね 百獣の王なんて言われてるけどね 弱ってるもの逃げ足の遅いものを選んで襲うの 確実に餌にありつくためにね
- 俺はさあ結構 実戦経験が豊富なんだけど見たことないんだよ 素手でナイフに勝てる奴
- 達人ってね 心のブレがないの 迷わない 悩まない 躊躇わない
- 命懸けの闘いをしてるときも常に平常心 つまり食事をしてるときの精神状態で人を殺すことができるの
- なにそれ?そんなTシャツでナイフに対抗しようというの 君 想像以上に頭悪いんだねえ
- チィーッ何を恐れる!おれは戦火の中 銃弾をくぐり抜けてきたんだ!
- へっ努力と根性で闘うしかない格闘技バカが調子に乗らないでくれる?
- なにが灘神影流だ!格闘技バカはあの世で腕立て伏せでもやってろ
- うあああ まいったあっ 俺の負けだあっ
- 自暴自棄(ヤケ)になって生命を投げ出すバカにはなりきれないんだよ
- はーっ恐怖映画でも安堵したときが最も危険なんだよ