「いかなる理由があろうとも 一方的にお前は殺されるんだ 悔しいだろうが仕方ないんだ」
概要
灘神影流と起源を同じくする幽玄真影流の当主であり、首元に赤い布を巻いているのが特徴な老齢の男。
「軽やかさ」「しなやかさ」「力強さ」を全て兼ね備える剛脚「玄腿」の持ち主であり、遠く離れた相手に打撃を当てられる究極の当身技・幻突を使う。その圧倒的な強さから「拳聖」の二つ名で敬われている。シリーズ二作TOUGHにおけるラスボス。
強さ
幽玄真影流を極めており老いた身でありながら蹴り一発で巨大な丸太を縦割りにしたり、史上最強のモラリスト宮沢静虎を圧倒するなど作中でも屈指の強さを誇る。
使用する技
◆朦朧拳
幽玄真影流の基本技。
重力を無視した瞬間移動と揶揄される程の完成度を誇る
◆穿孔拳
捻り混むような打撃。
◆両手穿孔拳
両手で対象の頭を挟むように穿孔拳を放つ。宮沢静虎を一発で気絶させる程の威力。
◆幻突
「軽やかさ」「しなやかさ」「力強さ」を全て兼ね備える剛脚「玄腿(モンスター・フット)」の持ち主しか使えない幽玄真影流の奥義。両腕を後ろに組んだ状態でも見えないエネルギーのようなものが腕の付け根あたりから投射され標的を吹き飛ばす。作中で被弾した宮沢熹一は身体を捻って直撃を避けても2m近く吹き飛ばされ障子を突き破っていた。風当て身などの大気をぶつける技と違い、この幻突の謎エネルギーが何なのかは作中で一切説明されない。
◆陰陽互恨の術
相手の心の隙をついて魂をつなげることによって相手とダメージを共有する。
といったオカルト技を多用してくる。
その他
誰が宮沢熹一の父親なのか二転三転する中、唐突に出現したキー坊の実の父親。鬼龍の口から「玄腿を受け継いでいる熹一の父親候補」として丈一郎の息子の存在が示唆される。そしてつい3ページ前に存在が仄めかされたばかりで、まだ本編に登場してもいない人物の過去回想が唐突にスタートしたため読者も置いてけぼりになってしまった。