「高潔なる鷹」
今こそ話そう!一万人の強者達を相手にたった1人で戦い抜いた誇り高き男尊鷹の概要を!
主人公、宮沢熹一の祖父である宮沢金時の長男で、宮沢静虎及び宮沢鬼龍よりひと回り年上の兄にあたる。
風を切る様に空を飛ぶ隼の如き疾さと軽やかさを誇る「鳳腿(ファルコン・フット)」を持ち、その実力は静虎や鬼龍を上回る。
灘神影流と幽玄真影流の技を習得しており、そのうちいくつかの技術は灘と幽玄両方の当主である熹一すらも使えないものもある模様。
本編開始より25年前に鬼龍に決闘を迫られ、吊橋の上で激戦を繰り広げた。
その際に鬼龍に橋の下へと蹴り落とされ、死亡したと思われていたが、続編の「TOUGH」では生存が判明。格闘技大会「ハイパー・バトル」の王者、「バトル・キング」として君臨していた。
静虎からは「人格者」、鬼龍からは「偽善者」と正反対の評価をされているが、実際にはそのどちらでもなく、自由を愛するボヘミアンである。
長兄としての自負から、弟妹の前では温厚な人格者として振舞っていたものの、内心では鍛えた技を存分に振るってみたい、一族の掟に縛られず自由に世界を見て回りたいという思いを抱えており、上述の鬼龍との決闘で死亡扱いになったのを奇貨として灘の里を出奔し、世界を放浪していた。
すいません来歴を書いてる方が詳細になれるんです
高校鉄拳伝タフ
いかなる苦境にも決して逃げなかった男 偉大なる長兄 宮沢尊鷹
初登場は第1作『高校鉄拳伝タフ』にて、静虎が熹一に聞かせた回想である。
現在はダムの下に消えた灘神影流の里で、父親金時の代わりに幼い弟たちを育てながら暮らしていた。
当時灘の里を狙っていたヤクザたちと戦い、その際弟たちを守るために自分の左手小指を食い千切っている。
里の祭り「男魂祭り」で厄負人として、自分を狙うヤクザも乱入する中1万人の参加者と見事に戦い抜く。
またこの時の乱闘に巻き込まれた鬼龍が重症を負ったため、鬼龍に自身の腎臓を移植して助けた。
しかしこれにより鬼龍は尊鷹を激しく逆恨みし、両者は橋の上にて決闘。尊鷹は"塊蒐拳"により手加減して勝ち鬼龍をなだめようとするも、鬼龍は尊鷹の隙をついて橋から谷底へ蹴り落とした。
静虎は尊鷹への尊敬の念を語りながら回想を締め括った。
TOUGH
遠い昔に名は捨てた 他人(ひと)はバトル・キングと呼ぶ
続編となる第2作『TOUGH』では、生存が発覚。
ハイパー・バトル予選に熹一が出場したあたりで大会の王者「バトル・キング」の存在が知られだすが、静虎や鬼龍はバトル・キングこそ死んだはずの尊鷹ではと推理し接触をはかる。
覆面ファイターであるバトル・キングは宮沢一族に対して最初は正体を隠すも後に宮沢尊鷹であることを明かす。
大会優勝者はバトル・キングと戦うはずだったが、ハイパー・バトルの出資者であるマフィアの逮捕などにより、当時の優勝者である熹一との決闘は流れ、尊鷹は宮沢一族とは一旦別れた。
それからしばらくして、ファントム・ジョーこと金城剣史を見つけだす形で再登場。
かつて宮沢家を出奔した後で幽玄真影流の先代当主である日下部丈一郎のもとで修行したことが明かされ、宮沢一族を襲うと宣言した金城を成敗した。
直後に宮沢一族と合流し、熹一と決闘に。激戦の末に尊鷹はギリギリで敗北する。
この決闘を通して尊鷹は熹一を当主として認め、離散していた宮沢一族がまとまるきっかけとなった。
日下部覚吾と幽玄死天王が集結してからは灘狩りの標的になり、死天王の1人菱田観山と交戦。2度の戦闘はどちらも痛み分け終わった。
龍を継ぐ男
我が名は尊鷹
TOUGHの続編にあたる第3作『TOUGH 龍を継ぐ男』では、当初「土竜刃五郎」という人物に扮して長岡龍星と関根"アニマル"勇信に修行をつけていたが、米軍の襲撃に際して正体を明かし、特殊部隊の兵士を蹴散らす。
前作から長い時間が経過しているため、白髪になっているなど容姿が相応に変化している。
その後、悪堕ちした熹一が主催する武術大会「血の謝肉祭(ブラッド・カーニバル)」に龍星らと共に参加。ガルシア・クローンの突然変異体であるガルシア28号との戦いで左足を失う。
龍星が鬼龍のもとに降った際には、彼を取り戻すべく熹一や静虎と共にエリア52に乗り込むが、鬼龍が送り込んだロボット兵器・GKドラゴンの前に熹一共々倒されてしまう。
天才科学者ゴア博士特製の筋電義足(鋼の刃を展開する機能を持つ)を装着された後は、鬼龍の指示によって施設の重要拠点を破壊しつつゴア博士に捕らわれていた鬼龍を救出。
エリア52爆発後行方をくらましていたが、小倉優希にバースト・ハートの発作を抑える薬を渡すべく再登場(薬は龍星が調達したもの)。灘と米軍の5vs5マッチでは副将を務め、尊鷹と同型の義足を装着した多重人格者ヘンリー・ジーキルと対峙。義足の刃を使うことなく事実上の3連戦を制した。
優希が米軍に保護された後は、宮沢3兄弟や熹一・龍星と共に食卓を囲む和やかな姿を見せ、以後失踪(悪魔王子編において鬼龍の口から存在が確認されており、いわゆる猿空間送りではない)。
本作においては、彼の身体技能が凄いを通り越して意味不明なことになっており、
- 骨格レベルで別人に変装(もはや変形のレベル)。胸部を撃ち抜かれた後に平然と立ち上がり、バキバキと音を立てて尊鷹に変化
- 心臓に撃ち込まれた弾丸を「灘神影流弾丸すべり」の一言で無効化。体内で弾丸の軌道を逸らしたことが図解される
- 銃創により痛みや失血を伴うはずなのに平然としている
- 動物と会話してミサイル攻撃を察知、難を逃れる
- 片足を千切られた状態でガルシア28号に奥義を仕掛ける。その後、片足がない状態で中国の特殊部隊を撃退
と、人間の域を超える技能をこれでもかと見せつけている。
鬼龍を筆頭として「老い」により身体能力が衰えていると言及された人物が数多く登場する中、尊鷹はそんなもの関係ないとばかりの立ち回りを見せている。
筋電義足を装着してからはさらに手がつけられないことになっており、作中でも身体スペックの全体的な向上が明言されている。
また、IT機器やインターネットに興味を持っているような描写が幾度か存在し、スマート・ウォッチの所持やネットショッピングができるようになったことなどを身内に自慢している。
険しい表情や仏頂面を見せる事が多かった前作と比べて表情豊かになっており、柔らかな笑顔やドヤ顔などを披露している。
pixivに投稿されている尊鷹のイラストは大体龍を継ぐ男のもの。