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ゼロガンナー2の編集履歴

2023/06/20 21:00:00 版

編集者:宇佐ヒサユキ

編集内容:スイッチのリンク修正

ゼロガンナー2

ぜろがんなーつー

『ゼロガンナー2』とは、2001年5月17日に彩京より発売された業務用3Dシューティングゲームである。

概要

1997年に業務用作品として発売された『ゼロガンナー』の続編。ただし、ゲームシステムは前作から一新されており、世界観やストーリーも前作との関連性は無く、実質別物と言っても良い。

ゲームシステム

視点の変更

前作は『レイストーム』のようなハーフトップビュー視点だったが、本作は360°あらゆる方向から敵が出現し攻撃してくる為、画面全体が見渡せるトップビュー視点に変更されている。

特殊攻撃

前作では、自機を敵の正面に正対させる事でロックオンが成立し、ショットボタンを押したままにすると(Lockon Timeゲージの残量が無くなるまで)ロックした敵を捕捉し続けたまま攻撃を行う方式だったが、本作ではそれに代わりターンマーカーと呼ばれるシステムを導入。

ターンマーカーボタンを押したままにすると自機の前方にマーカーが表示され、レバーを左右に倒すとこのマーカーを中心にして自機が旋回を行うようになる。更に自機を動かさずにターンマーカーボタンを連打すると、自機とマーカーまでの距離を変更する事が可能。これを駆使する事で、あらゆる方向から襲い来る敵機に対処したり、ボス戦では敵の死角を突きつつ安全な角度から攻撃を加えるという芸当が可能となる。

また、前作にあった有限武装のボムは廃止され、代わりにショットボタンとターンマーカーボタンを同時に押すと発動するオプションアタックが追加された。オプションアタックの発動に必要なエネルギーは、敵を倒す事で大量に出現するエネルギーアイテムを回収する事で増やす事ができる。

ステージ・周回要素

前作ではアジア・北米・ヨーロッパ・エキスパートの4つのコースをプレイヤーの腕前に合わせて選択する方式だったが、本作は従来の彩京STGと同様に前半の4ステージがランダムで選択され、その後は後半3ステージを攻略するという形式に改められた。前作はいずれのコースも1周エンドだったが、本作では2周目が用意されている。

地形

本作には自機の移動やショットを遮る地形が一部のステージで出現する。接触してもミスにはならないが、スクロールに挟まれるとミスとなってしまう。

ストーリー

近未来、アジアの一企業「イゲムグループ」が発見した未知のエネルギーは、多くのオーバーテクノロジーを生み出した。エネルギーを独占し、あまりにも強大な力を持った「イゲムグループ」は暴走、遂に天候をも自由にコントロールする気象兵器「ONI」を作り出した。そして世界を支配すべく攻撃を開始したのである。「ONI」の威力はすさまじく、大規模な異常気象が猛威を振るい世界は天変地異に見舞われた。

大国は総力を挙げ「ONI」の破壊に乗り出したが、厚い雲に守られた気象兵器にはどんな攻撃も通用せず、それどころか「イゲムグループ」の開発した超兵器群によって、大国の軍事拠点はその機能を発揮出来ぬまま次々と壊滅させられてしまった。 そして遂に世界は人口の半分を失うと共に、その巨大企業によって支配されてしまったのである。

残された人類は対抗する最後の手段として「ゼロガンナーシステム」の採用を決定した。それは敵から奪取した無人戦闘ヘリに優秀な人間の脳を移植する事で、敵と同様の運動性能と優れた状態判断能力を得、単身での敵本拠地突入に全てを賭けるという、極めて残酷かつ荒唐無稽な計画であった。主人公は自らの肉体を捨て、全世界の運命を賭けた決戦に挑む。

(ドリームキャスト版取扱説明書より引用)

プレイヤー機

機体の名称は実在の攻撃ヘリコプターに準じているが、デザインはSF風のアレンジがなされている。

また、これまでの彩京STGと同様に敵機に接触してもミスにならない点は同様だが、耐久力の無い敵は接触により破壊する事が可能で、耐久力のある敵と接触した場合は自機が弾かれて一時的に操作不能状態に陥る(ショットパワーのダウンは無し)。

アイテムはショットを強化するパワーアップアイテム(最大2段階まで強化)とオプションアタックの発動に必要なエネルギーアイテムの2種があり、ショットボタンを離した状態でいると画面内に散らばるアイテムを引き寄せる事ができる。

因みにオプションアタックの名前からもわかるように3機の自機は桃太郎と共に鬼退治に向かう3匹のお供(犬・猿・雉)になぞらえている。

コマンチ

サブショット:パーティクルレーザー

敵を貫通する直進レーザー。『ガンバード』のバルナスや『ストライカーズ1999』のF-22が使用するものとほぼ同等。

オプションアタック:アイアンペッカー

任意の箇所に設置可能なオプション。設置されたオプションは自壊するまで断続的にショットを連射し続ける。エネルギーの回復速度は速め。

アパッチ

サブショット:ハイパーアロー

爆風にも攻撃判定があるミサイル。

オプションアタック:キラーエイプ

オプションを敵に特攻させ、高いダメージを与える。エネルギーの回復速度は遅め。

ホーカム

サブショット:リトルハウンド

追尾性能の高い誘導弾を発射。

オプションアタック:ハウンドクラスター

グラディウス』のオプションのように自機の移動をトレースするオプションを呼び出す。オプションはショットを100発分放つと消滅する。エネルギーの回復速度は普通。

家庭用移植版

2001年9月6日にドリームキャスト版が彩京より5800円で発売。キーアサインやプレイ内容を記録できるリプレイ機能が追加され、ゲームを1周クリアすると開発者のお手本プレイ映像が解禁される。元のAC版がDC互換のNAOMI基板だったこともあり移植度に関しては遜色ない出来となっている。

一方、2019年1月18日にはNintendo Switch版がシティコネクション(移植はシティコネクションの完全子会社であるゼロディブが担当)より『ゼロガンナー2-(マイナス)』とタイトルを変え880円でダウンロード発売されたが、こちらは彩京の倒産に伴う資料の散逸により、「オリジナルであるアーケード版を解析しながら、一から作り直すことにならざるを得なかった」とゼロディブの開発者ブログにて明かされており、アーケード版やドリームキャスト版とは異なる攻略方法が求められる。また、アイテムが消える、BGMが止まるといったバグもある。タイトルが「-(マイナス)」なのも「オリジナル版に敬意を払う意味でこのタイトルにした」と述懐している。

関連タグ

彩京 シューティングゲーム 攻撃ヘリコプター

ゼロガンナー:前作。こちらは現時点では家庭用移植されていない。

ゼロガンナー2の編集履歴

2023/06/20 21:00:00 版

編集者:宇佐ヒサユキ

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