概要
開発は、アメリカのボーイング・ヘリコプターズとシコルスキーの両社により行われた。
計画が遅々として進まない事やUAV(無人機)の実用性が向上した事により開発計画は2004年2月に打ち切られたが、仮に実戦配備されていれば同国にて最初の全天候型ステルス偵察ヘリコプターとなるはずであった。(イラク戦争で低速の戦闘ヘリの存在意義がステルスであろうと疑問視されたことも無視できないと思われる)
隠密性を維持する為にテールローターは静粛性に優れたフェネストロンを採用し、兵装は全て機体内に格納するようになっており、機首の20mm機関砲も未使用時には収納できるようになっていた。
ステルス性を犠牲にする事になるが、武装用スタブウィングを装着する事で兵装最大搭載量を増やす事も出来た。
なお、このヘリの開発で培われた技術は他のヘリコプターの改良時や開発時に活かされるという。