陰陽座
おんみょうざ
日本のヘヴィメタルバンド。
キャッチフレーズは「妖怪ヘヴィメタルバンド」。
和服や平安装束のようなステージ衣装を着用し、歌詞からは日本語以外の言語を極力排除して古語・漢語を多用する(例外は『業』を『カルマ』と読んだもののみで、それも梵語である)。
一貫して日本的なテーマを採用しており、妖怪や民俗学、歴史を題材にしたものを中心に、山田風太郎の『忍法帖シリーズ』のオマージュである『○○忍法帖』シリーズ、京極夏彦や手塚治虫の作品に題材を採ったもの、瞬火、招鬼、狩姦らの出身地である愛媛県の方言を取り入れたものなどがある。
複数の楽曲で壮大なストーリーを紡ぐ組曲も度々発表しており、2004年には源義経を題材とした組曲を、『蒼き独眼』『紺碧の双刃』では太閤豊臣秀吉が生きているままでの独眼竜伊達政宗の組曲を、アルバム『金剛九尾』では九尾の狐(玉藻前)が退治されるまでの組曲を表している。
10枚目のアルバム(封印廻濫はミニアルバムであるため除外)『鬼子母神』ではアルバムの全曲で『組曲「鬼子母神」』を構成している。
これらのコンセプトは大半の作品で作詞・作曲に携わっているリーダーの瞬火によるものである。
また元DTPデザイナーでもある瞬火がデザインワークを担当し、招鬼がグッズのイラストを担当している。
ライヴはアンコールが多く、場合によっては5回、曲数も本編に匹敵するほど行うことがある。会場の照明が点灯し、公演終了のアナウンスが流れてからアンコールを行ったこともある。
またツアー最終日の慣例としてアンコールの終盤でハードなヘドバンナンバーを休みなく連発する『極楽地獄』というものがある。
ファンのことを「式神」と呼び、「式神倶楽部」という公式ファンクラブがある。