概要
ゲーム『スプラトゥーン』シリーズに登場するキャラクター。
ハイカラシティ、ハイカラスクエア、バンカラ街などのホームタウンや、各バトルステージのステージ外まで、ゲーム内の様々な場所に大勢居る。要はモブキャラである。
スプラトゥーンの世界では、イカとタコの次に多くの姿を確認できる種族でもある。
外見
メイン画像のようにクラゲをデフェルメして目を付けたような外見をしており、大きく丸い頭の部分と、頭より一回り小さな胴体、太い多数の触手で構成された手足からなる。目の虹彩は菱形状になっている。
個体差もあり、子供のように小さな個体や、頭の部分が細長く上に伸びた個体、丸々と太った個体などが作中に登場している。
髪の毛やヒゲの生えている個体もごく稀にいるが(『3』のマヒマヒリゾート&スパのライブステージ上にいるクラゲのロックバンド等)、この髪の毛やヒゲは地毛なのか、それともカツラや付け髭なのかは不明。
服は着ているが、脚に相当する触手の部分が多すぎるため、ボトムスを穿く事は出来ない。
靴も履いていないが、帽子や眼鏡を身に付けることはある。
生態
基本的にイカ語を喋れないため、プレイヤーキャラのイカ達(インクリング)とコミュニケーションをとることは出来ないが、中にはエチゼンやビゼンなど独学でイカ語を習得し、イカ達と会話できるようになったクラゲもいる。
痛覚がないのか、上のイラストのようにサイリウムを頭に差したり、他にもペンや鉛筆を頭に差している姿を見ることも。
また、
- プレイヤーのインクリング、オクトリングは水に入ると身体が溶けてしまうが、クラゲは普通にプールや温泉に浸かれる。
- プレイヤーからインク弾を浴びせられても平然としている。単発威力の強大なスーパーショット/ウルトラショットを直撃させても通用しないどころか、実質的に物理攻撃なはずのメガホンレーザーすら通用しない。
……と、作中でプレイヤーがクラゲと直接対決する場面はないが、もしかしたらスプラトゥーン世界では最強格のキャラクター達なのかもしれない。
主なクラゲ
ハイカラシティのフク屋店員。
流行語事典を教科書に独学でイカ語を習得したため、かなりカタコト。
ハイカラスクエアのフク屋店員。
古い書物を教科書に独学でイカ語を習得したため、喋り口調が古風。
バンカラ街のフク屋店員。
たまに出てくるイカ語をあやつるクラゲのひとり。常に相手を見下して話す。
裏設定
ファミ通による開発陣へのインタビューにて、クラゲたちの裏設定がいくつか明かされている。
- クラゲは無性生殖で、イカ世界にいるすべてのクラゲは分裂して生まれている。
- ほとんどのクラゲに個の意識はない。群体として一つの存在であり、意識を共有している。
- ただし、それぞれの個体には個別の趣味嗜好のようなものがあることが確認されている(イカすアートブック2 106ページ)
- エチゼンやビゼンは自我に目覚め始めており、これによりイカ語を喋り、他の生物と交流できるようになった。
- 『2』のフェスからクラゲたちは光れるようになったが、誰かひとりが身体を光らせる方法を突然習得し、それを他の個体が共有したことで光れるようになったらしい。
- 個々のクラゲは何かしらの役割になり切ることに、表現としての価値を見出している。例えば店舗で働いているクラゲがいるが、彼らは労働の成果を目的に働いているのではなく、「労働という行為をする」ことが目的で働いている。
- 『1』のマヒマヒリゾート&スパで結婚式を挙げているクラゲたちがいるが、彼らも個として結婚したいと思っているわけではなく、群体として「結婚式ということをしたい」と思って結婚式を挙げている。ハイカラスクエアで寝ているクラゲがいるが、これも「寝ているということ」を演じるため。
- つまりバトルを観戦しているクラゲは「バトルを観戦すること」を演じるため、学校に通っているクラゲは「学校に通っていること」を演じるため、店で買い物するクラゲは「店で買い物すること」を演じるため、遊園地で遊んでいるクラゲは「遊園地で遊んでいること」を演じるため、こうしてクラゲは何かしらの役割を演じてなり切っている。
関連イラスト
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関連タグ
外部リンク
イカ、クラゲの設定について言及したインタビュー記事。