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カタ・ルーカン・エウアンジェリオンの編集履歴

2023-07-25 12:26:26 バージョン

カタ・ルーカン・エウアンジェリオン

かたるーかんえうあんじぇりおん

カタ・ルーカン・エウアンジェリオンとは、InfiniteDendrogramに登場する人物である。

※この記事にはWeb版最新話のネタバレが含まれます。閲覧にはご注意ください。





















「それにしても、やっぱり超級職の方がおいしく感じるな・・・・・・」




「王国の超級職(食材)も、楽しみだなぁ」


プロフィール

通り名悪食
本名不明
メインジョブ【喰王】(餓鬼系統超級職)
エンブリオ【捕食雌龍 ニーズヘッグ】
初登場第七章

概要

ドライフ皇国クランランキング第三位<LotJ>(ロウ・オブ・ザ・ジャングル)の現オーナーであるマスター

同時に皇国討伐ランキング二位でもある。


皇国の準超級で五指に入る実力者であり、皇国における近接戦最強の準超級として知られている。


人物

アバターは長身かつ引き締まった身体をした成人男性。

目つきは悪く、右目は前髪で隠れている。

この容姿はカタがアバターをランダム設定で適当に作ったものだが、人相の悪さがクランオーナーとしての威厳に奇跡的に作用している。


食欲を満たす事が行動の基盤になっており、相手が人間でも捕食する事に躊躇うどころか、どんな味がするのか興味を持つ異質なパーソナリティーの持ち主。

どこか無気力で子供の様な言動が特徴だが、そのパーソナルから彼を侮るものはいない。


実力も然ることながら、自らがオーナーを勤めるクランに、デザイアの【蔵書王】の配下が潜伏している事にも気づく等頭も回る。


その一方、普通の人間が食べられないものばかり食べているのは飢餓にあえぐ皇国のティアンの食料を減らさないためであったり、かつて皇国で起きた【餓竜事件】でティアンを守る為に奮闘するなど、ティアンに対して高圧的な者が多いドライフ皇国の中でも良心を持った世界派の人物という一面もある。


【餓竜事件】での経験から、『正しい』と思って行動した結果失敗した事がトラウマとなっており、『戦争』に関しても誰かの思いを背負う事を重荷に感じている。


ちなみにデザイアのディスとは知人。もっとも、処理か作業の様な彼女の捕食には思うところがある模様。


リアル

生まれつき胃袋が欠損しており、点滴による生命維持で生きてきた為、食事という概念を知らずに育っている。


なので、デンドロに初ログインした際、地面に突っ伏した事で土を口に含んだのが人生初の『味』であり、そのまま気の向くままにデンドロ内で旅をしていた。


能力

エンブリオとジョブ双方の能力が「捕食」を軸に組み合わさった一致型のビルド。

エンブリオによって強度・耐性無視の捕食を行い、ジョブで回復するのが基本戦術。


その回復力は凄まじく、首を失った状態からの完全回復すら可能。

攻撃面では耐性貫通により殆どの相手に捕食を通せ、傷を負っても捕食で回復する。

加えてメインジョブ【喰王】のレベルが1000を越えており、END型超級職ながら超音速機動もこなせる。


攻撃・回復・ステータスと高レベルでまとまっており、

射程が短い為相性等から『負ける時は結構負けている』と自己分析しているが、クロスレンジ戦闘なら間違いなく皇国でも最強格。


彼のクランは「オーナーを倒した者が次のオーナーになれる」というルールがあるのだが、カタがオーナーになってからは『どうすれば死ぬのか分からないほどに強い』『あんな死に方はしたくない』という理由で挑戦者が殆どいなくなった。


戦闘スタイルの関係上味覚も相当に発達しており、視覚を潰されても舌による味覚で敵を感知可能。


ジョブ

メインジョブ【喰王】(餓鬼系統超級職)
サブジョブ【餓鬼】(餓鬼系統下級職)
レベル1000以上(合計レベル1500以上)

【喰王(キング・オブ・イーター)】

餓鬼系統超級職

餓鬼系統には歯や顎、消化器官の強化や捕食で経験値を得られるという特徴があり、この【喰王】も捕食によって発揮される強力なスキルを有している。

ステータスはENDがよく伸びるが、高レベルになりやすい特徴から結果的に他のステータスも高くなりやすい。


ゼクスの【犯罪王】と同様に別口での経験値が入る為、カタの【喰王】のジョブレベルは1000オーバーになっている。


欠点は『喰えるものしか喰えないこと』と『捕食の最大容量が胃袋に依存すること』。つまり、このジョブに就いた者のキャパシティ以上は喰えず、そこで強化・回復が打ち止めになる為、本来なら余程の大食いでもなければ扱いきれない超級職。


エンブリオ

エンブリオ名【捕食雌龍 ニーズヘッグ】
TYPEメイデンwithフュージョンガーディアン
能力特性耐性&強度減算捕食
到達形態

カタのエンブリオ。愛称はニーズ。

メイデン体は帽子を目深に被り、体型を隠さない服装をした無口な女性。


普段から彼の隣で食事をしているが、接触箇所から融合してカタに能力を与えている。


メイデンとしてのジャイアントキリング要素はカタの口限定の強度・耐性貫通の捕食能力


またフュージョンガーディアン系は融合による主要臓器の代替が可能なエンブリオが多く、カタ達の場合は融合状態なら命が二つあるも同然で、二人の命を破壊しなければHPが0でも脳髄を破壊されても死なない。


欠点は『喰えるだけであること』と『巨大化してもステータスは増えず、最終的に自重で動けなくなること』。

しかし、【喰王】の喰える対象を広げつつ、巨大化で胃袋のキャパを拡張できる為ステータス強化を最大限に活用できるので、ジョブとエンブリオの完全シナジーを生み出している。


人型のエンブリオには変わった食癖があるが、彼女の場合は口元を隠して食べるというもので、全裸になっても食べる時の口元を隠そうとする。


ある時、カタが超級に至る可能性があったものの、状況から進化に待ったをかけていた事が判明。

作者いわく、『Bボタン押す系メイデン』


装備・アイテム

特典武具はほとんどが素材・消費アイテム化しており、全部食べずに残しておくと少しずつ元通りになる。

主に《威喰同源》の元として使用される。


神話級金属

主に武器防具の素材となる高位金属。

加工せずとも非常に高いリソースを内包しており、カタは飴玉サイズのそれを捕食する事で高効率の回復アイテムにしている。


【餓竜転盛 スターヴ・ランチ】

盾の様に大きな皿の神話級特典武具。

カタの特典武具では珍しい素材ではない特典武具であり、

同時にカタの過去の後悔の象徴でもあるため、死蔵していた特典武具。


  • 《最後の晩餐》:アクティブスキル

【スターヴ・ランチ】の装備スキル。

自身の肉体の部位を皿に捧げ、その肉体が持つリソースと同量の【餓竜】を生成する。


カタの肉体のリソース量は多く、数えるのが面倒な程の【餓竜】を一度に生成可能。

亜竜級の軍団を形成できる強力なスキルだが、制約として【餓竜】には攻撃場所を指示する命令しか行えず、敵味方の識別や行動の制御はできない。


【餓竜】の性質として、捕食したリソースの9割が創造主に還元されるというものがある。

カタは《医食同源》による肉体再生があるため、受け取ったリソースで肉体が再生し、再び《最後の晩餐》を消費するというループを行うことができる。


スキル

ジョブ

  • 《???》:パッシブスキル

【餓鬼】系統のスキル。

噛む力と消化力が上昇する。


  • 《???》:パッシブスキル

【餓鬼】系統のスキル。

素材を食べることによって経験値を得ることができるようになる。


  • 《医食同源》レベルEX:パッシブスキル

【喰王】の固有スキル。

食べた物を全て回復アイテムとして扱う。

回復量は食べたものの含有リソース量とスキルレベルによって変化し、【喰王】のレベルEX化により回復効率は最大となっている。

HPだけでなく、部位欠損なども全て再生する。


カタはよく神話級金属を飴玉の様に食べては回復している。

例えカタが行動不能となってもニーズが無事なら、彼女が捕食でリソースを補給すれば肉体の復元が可能になる。


  • 《威喰同源(カニバリズム)》:アクティブスキル

【喰王】の奥義。

生物を捕食すると、捕食した生物のステータスのうち一つを一定時間自身に上乗せする。

効果時間は摂取量に左右される上かなり短いが、ステータスの上乗せ率は100%と破格の数値となっている。


エンブリオ

  • 《渇望の牙(クレイヴィング)》:パッシブスキル

ニーズヘッグの固有スキル。

カタの強度無視の捕食の要で、噛みつき時にこれまで食った最大の強度(ENDや素材の硬さ)分を差し引く。

現在は圧縮神話級金属(ENDにして約12万)までを減算できる。


どんなものでも一度でも食べることができれば二回目からは豆腐のように噛み砕くことができ、ジョブの強化や下記の耐性貫通と合わさりほぼ強度無視レベルの捕食が可能になっている。


ただし食べたと判定されるには、対象のものをある程度噛み砕いて嚥下する必要があり、最低限おにぎりぐらいのサイズがなければならない。


  • 《膨張する命》

捕食で溜め込んだリソース量に応じ、ガーディアン体を巨大化させる。


  • 口形成(名称不明)

ニーズヘッグの固有スキル。

身体の任意の場所に顎をもつ「口」を作り出す。

これにより手や足などあらゆる接触箇所から対象を捕食可能な為、カタ相手に不用意に接近するのは自殺行為に等しい。


腕に口を増やし顎を限界まで広げてリーチを伸ばすことも可能な他、増やした口の中にアイテムボックスを隠す事で、戦闘中に回復用の食材をボックスから取り出す手間を省くこともできる。

また手足を欠損しても、断面を口に変えることで即座に止血を行う応用もある。


口を増やせる数には制限があり、全身を口で覆うことはできない。


  • 耐性減衰(名称不明)

ニーズヘッグの固有スキル。

噛みつき時に相手の物理・嚙みつきに対する耐性を約50%低下させる。


噛みつき攻撃への100%の完全耐性を相手が有していても突破し、純粋に耐性で防ぐためには150%以上の耐性が必要。


  • 貯蔵能力(名称不明)

ニーズヘッグの固有スキル。

捕食で得たリソースを貯蔵する。













実はカタのポリシーにより普段の戦闘はメイデン体、つまり人型での戦闘に限定されており、本気で戦う場合全長100mはある異形の白い魔獣(ガードナー体)と化す。


元のカタのエンブリオとジョブのシナジーによる高スペックを100mの怪獣サイズで行使することにより、巨大化した複数の口であらゆるモノを喰らい、ダメージを受けても即座に回復し、首を落としても復活とさらに有効に性能を発揮できる。


この姿は極一部の者しか知らず、過去に戦闘で本気を出した際には古代伝説級を含めた三体の【竜王】を討伐した。

その際【地竜王 マザードラグランド】ら地竜の勢力と一悶着あり、厳冬山脈からは指名手配を受けている。


  • 《黄泉竈食(ニーズヘッグ)》:アクティブスキル

ニーズヘッグの必殺スキル。

発動中、捕食対象のリソースを完全に吸収する。


通常モンスターは殺害されると、ドロップアイテムを残してそれ以外のリソースは霧散し自然界に還元される。

だがこの必殺スキル発動中は、殺害対象のリソースが自然界に還らず、完全遺骸となって残り続ける。

つまり、対象が保有するリソースを余す事無く捕食でき、全てがカタ達に吸収される。


食えば食う程強くなるカタを、最大効率で強化できる恐るべき必殺スキルである。




作中での活躍

トライ・フラッグスにおいて王国勢の前に立ちはだかるも、マスクド・ライザービシュマル、ラングの三人に足止めをくらう事になる。

三人は格上であるカタ相手に決闘で磨いた戦術で対抗し、カタはメインアタッカーのライザーとビシュマルの捕食に失敗した上に、体内に隠していた回復リソース源の食材が入ったアイテムボックスも破壊される。


そしてライザーが新たに入手した特典武具【双星輪 アルマ・カルマ】とのコンボ《ダブルライザーキック》で脳髄を潰されるが、本当に死んだか確認の為に投げられたジェムをニーズが捕食して復活。


食糧が燃え尽きた為戦意喪失してライザー達を見逃し、自身も戦争から手を引こうと考えていた。

しかしヘルダインから王国の砦を落とす為の前提からして頭のおかしい皇王の作戦に参加して欲しいと嘆願される。

『正しさ』を貫こうとする、ある意味イカれたヘルダインに親近感をもったカタは三人で砦を落とす作戦の準備にかかる。


余談

名前の由来は『ルカによる福音書』のギリシャ語読み。


関連タグ

InfiniteDendrogram マスター(デンドロ)


大食い 目隠れ





























この先ネタバレ















実は【餓竜事件】の引き金を引いたのはカタ本人。


しかし、そこに至るにはあまりにも救いの無い悲劇があった。


カタはある日、厳冬山脈で倒れていたところで、偶然にも一人のティアンの少女と出会う。

彼女の名はウルファリア。カタは彼女との交流を経て、やがて彼女に恋をするようになった。


だがその恋を阻む問題が彼女の住む村にあった。

村の名前はスターヴ・ランチ


村の実態は封じられた【餓竜公】を眠らせる為、厳冬山脈に作ったティアンの牧場から生贄を捧げるシステムだった。


悪意からのシステムではなく、【餓竜公】はあまりにも強大過ぎるエラー個体であり、存在が公になるだけでも厳冬山脈は崩壊しかねない、正に地雷の様な存在であった。


そんな地雷を封印するも、ティアンを好んで喰らう性質故に、三年に一度生贄を捧げる必要があった。

ティアン側は厳冬山脈の過酷な環境を【竜王】の加護で生きる為、地竜側は【餓竜公】を封印しつつ、ティアンと同様に死んでもリソース還元されずに残る仔を生み出すので、生きる為の糧を得られる為、共生関係を築いていた。


そんな事情等知らないカタは、ウルからの手紙から真実を知ってしまい、彼女を助ける為に駆けつけるも間に合わなかった。


納得いかないカタは暴走し、《黄泉竈食》を発動して竜王達を殺害。

しかし、カタは焦るあまり二枚目の手紙に書かれていた内容を知らず、それが彼を更に追い詰める事になる。

手紙の続きには、初めて出会った日、「実は村を出て外の世界に逃げようと考えていた」事が綴られていた。


つまり、カタを助ける為に村に戻った

それからカタとの時間が楽しく、自身の運命よりも村でカタと過ごす事を選ぶ。


当然カタは自分が原因でウルが死んだと想い、手紙の内容は呪いの如くカタを苦しませる。

だが、カタを更なる悲劇が追い詰める。

ウルを殺された憎しみから必殺スキルを使用したが、それにより、村の環境を支えていた竜王の喪失で村は壊滅


生存者は当然おらず、彼女との思い出の場所は原型をとどめず、何もかも全て自分の行動が全てを破壊した事実に、彼女の死を無意味にしてしまった事実に、泣きながら彷徨う事しかできなかった。



『竜の正しさ』で、温かさは消える。


 『俺の正しさ』で、全てが壊れる。


そうして失意の底に落ちたカタは、自身の行動が呼び水となった更なる悲劇、ほっとけばイレギュラーになり得たUBM【餓竜公 スターヴ・ランチ】と向き合う事になった。

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