「我が命を懸けて…この子を守る!!」
概要
門田ヒロミ/仮面ライダーデモンズと五十嵐さくらの悪魔・ラブコフのカップリング。
所謂人間と悪魔のカップリングであるが、現状殺伐とした雰囲気は皆無で、むしろほのぼのとしている感すらある。
第13話にてラブコフが登場するきっかけとなったさくらのリベラドライバーの話をしていた際、バイスがガンデフォン50越しに「ヘヘヘヘへ···変な悪魔も出ちゃうしね!」とラブコフについて茶化したが、ヒロミはそれに対して真剣な顔で「確かに···かわいかったしな」と呟き肯定(?)する姿を見せ、五十嵐三兄妹に「⁉︎」といった風に全員から振り向かれ、驚いた反応をされていた。
その後、デッドマンズのスカイベース侵入を阻止するためにさくらが仮面ライダージャンヌに変身するとともにラブコフも実体化するも、単体では戦えないためにギフジュニアたちに囲まれてしまう。
「やだ……コブ~……」と怯えるラブコフであったが、そのときラブコフを守るために立ち塞がったのがヒロミであった。この時のヒロミはドライバーを預かられデモンズに変身できる状態ではなかったにも拘らず、生身の状態でラブコフを守ろうとしたのである(その際に発したのが冒頭の台詞)。
彼に守られたラブコフは嬉しそうに「ラブ〜!」と甘える声を発した。
しかしボロボロになってまで手持ちのカバン一つでギフジュニアから彼女を守ったにも拘らずリバディアップの影響でラブコフがジャンヌに召喚されてしまい、それに気づかなかったヒロミは結果的に無駄にボロボロになるはめになってしまった(その後大二とさくらに回収された)。
だがラブコフはこの一件からヒロミに好意的な印象を抱いたようで、13話の公式によるキャラ相関図では基本誰に対しても「ラブ〜」や「クズ〜」などと発しているラブコフが唯一「ラブ〜!」とピンク色の吹き出しで強調している相手はパートナーのさくらとヒロミだけであった。
本編で2人が直接合間見えるシーンは現時点でこれだけである。だが、上記のセリフも相まっていじめられっ子で誰にも助けて貰えなかった過去を持ち、それ故に自分が誰かを助けるヒーローになりたいと願うヒロミが毎回敵から踏まれ蹴られていたラブコフを庇い、守るという胸熱な展開、そしてしっかり者に見える成人男性とゆるキャラのような見た目の女の子悪魔という組み合わせに萌えた視聴者が相次ぎ、人気カップリングに至った。
最近では公式からヒロミとラブコフのイラストと共に「我が命を懸けて、この子を守る!」とプリントされたタオル(外部リンク)や、デモンズ(ヒロミ)がハートマークを出しながらラブコフと手を繋いでいるデザインのハンカチやTシャツなどが販売されるなど、公式もこの2人の組み合わせの人気を理解しているご様子。
13話以降の絡み
しかし、21話でヒロミが爆発により崖下に転落し行方不明という形で本編から退場してしまい、今後の2人の展開は絶望的になってしまった...と思われていたが、Twitterでの事前発表を経て21話から8話後の29話予告でようやく本編で生存確認。
しかし、当の本人は転落のショックか記憶喪失になっており、狩崎及び五十嵐家三兄妹たちはヒロミの記憶を取り戻すため、想い出ムービーを作ることになった。
そしてリバイス29話、本編冒頭から衝撃展開が。
さくらが真っ先にラブコフにヒロミが生存していたことを伝えた際、ヒロミの変身ポーズを取りつつ嬉しそうな声で「ラブ!ラブ!ラブラブ!ヒロミ!」と彼の生存を喜ぶと共に初めてヒロミの名前を発したのである。喜ぶラブコフにさくらは「そう、そのヒロミさん!」と同じようにヒロミの変身ポーズを取り、「ラブちゃんのことも命懸けで守ってくれたもんね」と伝説の13話について回想シーンを入れながら共感してくれていた。
バイスの思い出ムービーでも(ボツにされた可能性もあるが)「(さくらがジャンヌに変身したことの前置きをしてから)···で、その悪魔のラブコフってやつが!
カワイイ見た目で腹黒いとか、要素マシマシでずるいのよ!」と(作成者のバイスに次いでだが)かなり目立つよう紹介されていた(テロップでもしっかり「ギャップ萌えアクマ・ラブコフ」と右下に表記されていた)。
さらにジョージ・狩崎がドライバーの研究の為にヒロミの命を危険に晒してしまったことを詫び、撮影に協力させて欲しいと頼んできた際は「次変なことしたらライダーキックぶちかますよ」と忠告したさくらに続いて「コブ!コブコブ!キックキック!」と狩崎を威嚇していた。
その後、崖下に転落してから16話ぶりの第37話でついにヒロミが復帰。次の38話ではしあわせ湯で一輝たちと共に笑顔でコーヒー牛乳を飲むヒロミの後ろで、実体化していなかったためヒロミに彼女の姿は見えていなかったものの「ヒロミ!ヒロミ!ラブラブ!ラブ〜!」といつもより高めのテンションでラブコフが話しかけており、帰還を大喜びしていた。
最終回間近では、めでたくラブコフも実体化。
最終回においては、演技上一輝から隠れていたもののしっぽがはみ出して一輝に気づかれてしまったラブコフを、ヒロミが真っ先に名前を呼んで慌てる...というサプライズ場面が登場し、本編での2人の絡みは終わりを迎えた。
余談
- 伝説のシーンである第13話でのやり取りから、当時この回しか接点がなかったにもかかわらず多くの視聴者を萌えさせCP話題が上がることとなり、pixivでこのタグが生み出されることになった。現在では二次創作を除けば、作中唯一のNLカップリングタグになっている。
- 呼び方について、ヒロミはラブコフに対し「この子」、公式あらすじ動画では「ラブコフ」と普通に名前で呼んでいる。ラブコフも「ヒロミ」と呼び捨てで呼んでいるが、その際に普段頻繁に口に出す「コブ~」や主にバイスに頻繁に吐き捨てる「クズ~」などの毒舌は一切口に出さず、終始「ラブ~!!」と呼びかけている。余程懐いているのだろう。
- ヒロミを演じた小松準弥氏へのインタビューにおいてもラブコフとの関係について言及。ラブコフのぬいぐるみが登場するやいなや、「あら!ラブちゃん!」「僕もう大好き」「かわいすぎるでしょ」「めっちゃかわいいよ…」「相思相愛ということで!」と、本人もメロメロな様子だった。