この記事は最新作東方獣王園のネタバレを含みます。閲覧にご注意下さい。
概要
元は妖怪の山の麓にあるアンタッチャブルな聖地、聖地ヤマンバの地に住むはぐれ猿であったが
聖地の権力を持った霊を喰らい、妖怪の猿神と化した。
聖地の霊を喰らった身では確実に地獄へ落ちて、責め苦に遭うだろう。
そこで地獄に落ちるのを防ぐという名目で、吉弔八千慧が近づいてきた。
しかし実際は、鬼傑組の地上進出の足掛かりだ。
畜生界の動物霊達で構成されている鬼傑組は、肉体を持っている地上の部下を欲していた。
八千慧によって自分は孫悟空の生まれ変わりだと吹き込まれており、本人もそう信じている。
そのために、八千慧から孫悟空を模したアクセサリーを貰って身に着けていたり、
「大きな岩に雷が落ちた際にその岩から生まれた」という孫悟空と共通のエピソードを詐称したりしている。
しかし、八千慧に美天を紹介したのも、
美天が幽霊を喰う嵌めになったのも、全て日白残無の仕業だった。
掌の上で踊っているのは、孫悟空なのか、畜生どもなのか。
種族
年老いた猿がなる人喰い妖怪。
『神と偽って生贄を喰らっていた所を旅の僧や侍に退治される』という伝承の代名詞と言える。
東方での猿神は人であれば肉体だけでなく魂すらも捕食対象というより凶悪な妖怪となっている。
容姿
名の通り孫悟空を意識したデザインとなっている。金色の雲の形を模した頭飾りの輪『緊箍児』を身に着けている。この緊箍児はただの飾りであり、特別な効果は無い。
非常に長い尻尾を持ち、この尻尾で日白残無から与えられた長い棒を持っている。この棒はガラス管のように透明で、中に液体とも気体とも判断の付かない赤い何かが入っている。
髪型は明るめの濃い茶髪を緩く二つ結びにしている。
目の色は赤色の混ざった茶色。
服装は明らかに坂田ネムノを意識したデザインになっており、胸部の部分は鶯色、腹部はオレンジ色、下のスカート部分は青色の三色に分かれており、また右腕にはひし形の穴の開いた白い袖を付けているが、反対の左腕には着けていないノースリーブ状態になっているが、代わりに金色の豪華な腕具をつけている。スカートの先のフリルにひし形の穴が開いているのもネムノと同様。
胸も(服の裾が膨らんだだけの可能性が高いが)少し大きく見えるが、公式巨乳キャラの牛崎潤美やネムノと比べればそこまで大きいという訳ではないようである。
服の裾には謎の黄色くて細い棒が多数付いている。どちらかといえば服の裾には直接くっついておらず、空中に浮いている様にも見える。
美天の弾幕は棒を多数投げつけるというものなので、この棒を攻撃に使用しているのかもしれない。
なお、原作中においてもこの棒はフライドポテトに例えられてネタにされている。
スペルカード
二次創作
元ネタを同じ西遊記としているドラゴンボールネタ絵が多数描かれている。
その際には、吉弔八千慧は亀仙人ポジションとなる。
種族の伝承から伊吹萃香との絡みも期待されている。
同じ土地に住んでいて、服装がほぼ同じである坂田ネムノとも関係性を持たせられるかもしれない。
余談
聖地の霊を喰らったという設定から『人間を餌と認識している勁牙組』の方が適しているのではないかとする説もあるが、
猿神という種族の伝承は『犬や狼と力を合わせた人間に退治される』ため、勁牙組とは犬猿の仲で相性が悪かったのかもしれない。
関連タグ
孫悟空:元ネタ
鬼傑組:所属組織
吉弔八千慧:ボス
カワウソ霊:同僚