ロボット学校七不思議!?
ろぼっとがっこうななふしぎ
1996年に公開された劇場版アニメ『映画ドラえもん のび太と銀河超特急』と同時上映された短編アニメーション作品。
概要
『ザ☆ドラえもんズ』のアニメ化作品第1作。
だが第1話ではない。原作はコミック第2巻に掲載されているため、コミック第1巻を読んでいないと何のことかさっぱりわからないセリフがそのまま残っているという重大なミスがある。
また、第1作目なのもあってか後のドラえもんズ作品と比べるとトラウマ要素が結構あり、雰囲気もやや暗い。
放映当時話題だった学校の七不思議をモデルに、ドラえもん作品の中でも珍しくドラミとドラ・ザ・キッドの二人の関係に焦点が当てられている。
又、映画作品においてエル・マタドーラの声優がこの作品のみ津久井教生氏である。後の作品では中尾隆聖氏が演じる。
1996年8月に出版された本作のフィルムコミックには原作者である藤子・F・不二雄先生のあとがきが記載されている。
『長編ドラえもんの併映作は、はじめのうちこそ僕がシナリオを書いていたりもしましたが、似たような作品を並べても…というわけで、企画の段階から若手編集者グループに頭を絞ってもらい、僕らは口出ししない方針で進めました。結果がこれです。騒々しくて忙しくて、僕にはちょっと…。しかし公開してみたら大好評でした。これが時代のテンポなんでしょうか。』
なお、このあとがき自体は2ページあるものの、内容の大半は先生が藤本真澄賞を受賞した事に割かれており、本作について記した上記文章はあとがき全体の1/6に過ぎない。
あらすじ
ドラミのロボット学校の卒業式の日、学校の管理システムが謎の暴走を起こしてしまう。
運良く逃れることができたドラミは空に空いた孔に消えていったドラえもんの親友テレカを使い、ドラえもんズを呼び出す。助けにやって来たドラ・ザ・キッドと手を組みながらシステム暴走の謎を暴くため奔走する。