モンガ

もんが

昭和ガメラシリーズに登場が検討されていた怪獣の一体を指す。

概要

『ガメラ対大悪獣ギロン』の一つ前の企画されていた作品に登場が予定されていた怪獣。

本来は宇宙ギャオスに該当する立ち位置として登場する予定だったが、企画が流れて『ガメラ対大悪獣ギロン』に変更されただけでなく、当時は『ヨンガリ』の撮影の影響などもあり、スケジュールや予算の都合で叶わず、宇宙ギャオスに変更されたとされる。

名前の通り、モモンガがモチーフになっており、登場が実現していれば、シリーズでは初の「完全な」哺乳類ベースの怪獣となるはずだった（ジグラやジャイガーやギャオスのモチーフの一部にも一応は哺乳類が含まれている）。

頭部には角と、尻尾にはモーニングスターの様な器官を持つ。

マット・フランクは、モンガの子供とガラシャープの子供がガメラに保護されて共に生活しているというイラストを描いたこともある（参照）。これは、ガラシャープの子供たちがガメラに保護される予定があったためである。
日活のガッパの前身である怪獣モモンラは、モンガと同じくモモンガをモチーフにした怪獣であり、『ガメラ対大悪獣ギロン』と同じく1966年にデビューしたが、モンガの構想は1963年からあるため、モンガとモモンラの類似性は偶然か、またはマンモス・フラワーとマンモスフラワー（草体のモデルになった）と同様に、同じコンセプトを共有している可能性がある。