概要
週刊ファミ通で連載されていた。単行本は全17巻で、近藤るるるの連載作品としては最長の作品。
あらすじ
日本有数のマンモス学校、華音高等学校では、部活動に入る事が義務付けられており、さまざまなクラブが存在する。新入生のタカマルは、その中でも打倒ファミ通を標榜する隔週ゲーム雑誌S.M.L(Soft Maker Lovers)を出版するS.M.L編集部に半ば強制的に入部させられ、様々なトラブルに巻き込まれる事になる。
登場人物
通称タカマル。主人公。S.M.L編集部、新部長(編集長)。ゲーム雑誌の編集者になるのが将来の目標。幸地ゆきえと恋人同士で、同級生の香椎綾とは仲の良い友人。色恋沙汰には鈍感で、優柔不断になったり空回りしたりする。
難波 徹
元編集長で、元相談役(名ばかり)。幼少の頃の兄弟喧嘩が原因でファミ通を恨んでおり、それ以上のゲーム雑誌を作ろうとしている。高校を4度も留年した。相談役になっても、部員からは「編集長」と呼ばれる。
元副部長、兼営業、経理担当。成績優秀。スポーツ万能かと思いきや、水泳が苦手。兄と同じ医者になって、離島の地域医療に貢献することが夢。実家は金持ちだがお金にウルサく、余程の事がない限り移動手段は自転車。普段はしっかり者であるが、実はブラコンで兄の瞬の前では甘えん坊になる。香椎藍とは犬猿の仲。作者の次作、テラオでは26歳の研修医として登場しており、メインヒロインになっている。
元部長、現在は編集協力。ゲーム以外の記事担当。さまざまなジャンルに詳しく、ハッキング(クラッキング)や、盗撮・盗聴が得意。洞察力が良く策士で抜け目がない。自分の利益(エロい衣装の写真)のために、女性に恩を売る事も。
今作のメインヒロインで元副部長、現在は編集協力。ゲーム記事担当。タイピングの腕は抜群に良く、雑務もこなす。詳しくは→幸地ゆきえを参照。余談だが、今記事よりも3年以上前に単独記事が作られていて、今記事よりもタグ数が多い、どういうことなの…。
百刈 芽衣
通称モモちゃん、新副部長。専属ゲーマー。ゲームの技術はかなり高く、中学生の頃から編集部を手伝っている。一見クールだが、傲慢で、感情的になると泣き出したり暴力を振るう、外見と同様の子供染みた性格の持ち主。ゆきえを姉のように慕っているため、タカマルを毛嫌いしている。
部員、営業、経理担当。黒田の2歳下のいとこで、何かと彼の世話をやいたり行動を監視したりしている。彼女が主人公のスピンオフ作品「まつりだ!マツリちゃん」がある。
鬼島 海
華音学園中等部の男子生徒ではあるが、事実上S.M.L部員として部活動に参加している。体格が大きく力があり、車に撥ねられても軽傷で済む頑丈な体を持つ。やや暴力的で思い込みが激しい。
香椎 綾
美少女アイドル研究部に所属するタカマルの同級生(1年時、2年時共に)で、仲の良い友人。S.M.Lの表紙のモデルをしている。大阪弁を話す(一人称は「私」)。天真爛漫でちょっと悪魔っ娘でやや天然。天然系で他人の言う事を真に受けて信じてしまうため、騙されやすく周囲をハラハラさせる。勉強が苦手で赤点が多いため、テスト前にはタカマルに勉強を教わっている。タカマルに対して当初はただの友人との認識であったが、後に好意を持つに至る。
香椎 藍
綾の双子の姉。大阪弁を話す(一人称は「ウチ」)。全寮制のお嬢様学校である晏雅女学校に在学しているが、時々寮を脱走している。超ドSで、タカマルには「加虐心をそそる」という意味で好意を寄せており、綾になりすまして色仕掛けで迫ることも。タカマルの好きな相手を莉子だと勘違いしており、莉子をライバル視している。その後父親の独断で莉子の兄・瞬と見合いをすることになり、その際に莉子がブラコンであることを揶揄したため、以前の悪行も含めて、莉子にとっては完全な天敵となってしまった。
近野 冴
晏雅女学校の風紀委員長。寮を脱走した藍の身柄拘束の為、華音高校を訪れた際、難波に惚れる。