演:吉井怜
概要
ゴッカンの前国王兼最高裁判長。わずか5歳だったリタ・カニスカを側近に取り立てている。
15年前、夫のシロンに殺害され、遺体はどこかに隠されて見つかっていない。この事件は『消えた天秤事件』と呼ばれている。リタはカーラスの遺言により、10歳にしてゴッカンの国王となった。
実はその15年前、世界を襲った大災害『神の怒り』は人が起こした事件だという事を、シロンとカーラス夫妻は突き止めていた。
しかし犯人の罪は法では裁く事ができないものであり、絶対中立たるゴッカン国王の立場では私的制裁を下すわけにもゆかず、かと言って野放しにもできない。そこでカーラスは自ら殺された事にして王の座を降り、表舞台から姿を消しつつ、生涯を懸けて犯人を封印する決意をした。
そして全幅の信頼を寄せるリタを後継者に指名した上で、カーラスは犯人を封印する役目を、シロンはリタがいつの日か真実を突き止めた時に真相を明かす役目を担い、それぞれの過酷な道を進んで行ったのだった。
しかし、第30話の予告では、何故かボロボロになっていて…!?
余談
演者の吉井氏は、『仮面ライダードライブ』にて沢神りんなを演じており、スーパー戦隊シリーズへの出演は今作が3回目となる(1回目は『手裏剣戦隊ニンニンジャーVS仮面ライダードライブ』、2回目は『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第37話)。シロン役の飯田基祐氏も同作においては仁良光秀役で出演しており、仮面ライダーからスーパー戦隊に舞台を移しての再共演となった。
名前の由来はカラスアゲハと思われ、夫のシロンの由来であるモンシロチョウと対になっている。
また、裁判における「白黒つける」のイマージュとする見解もある。
なお、ゴッカンにおける性別公表秘匿の鉄則上、婚姻を結べば全国へ確実にバレてしまう筈だが問題は無いのだろうか…