概要
ウィリアム・バーキンが発見、開発したT-ウイルスと並び、“始祖ウイルス”をベースに作られた改良型ウィルスの中でも上位に位置するウイルスでT-ウイルス以上の脅威を秘めている恐るべき生物兵器でもある。色は紫。
元々は「アークレイ研究所」において始祖ウイルスを改良した試作型ウイルスの被験者であるとある少女の体内でウイルスが21年の熟成期間を得た所へ、寄生生物“NE-α(ネメシス)”のプロトタイプを投与した結果、逆に吸収して突然変異を起こし、偶発的に誕生した未知のウイルスを品種改良して生み出された。
このウイルスに感染した者の最大の特徴は、T-ウイルスの感染者の変異が一世代限りであるのに対し、生命がある限り外的要因に頼らずとも自発的に予測不可能な進化を無限に繰り返す事ができるという恐るべきもの。
いわば『人間が作り出した新たな種族を生み出し得る神の力』とも言える。
その特性ゆえにT-ウイルスを越える生命体を生み出す可能性が期待できる事から、ウィリアムはその魅力に取りつかれて研究開発をさらに推し進めようとするものの上記の特徴はGによって生み出される生物は制御が不可能という事も意味しており、そのあまりの危険性の高さからアンブレラ上層部は研究開発を中止するように要請。
それを拒否したウィリアムとアンブレラとの対立の激化によって引き起こされた襲撃事件を引き金にラクーンシティが壊滅する程の未曾有の生物汚染が発生する事となった。
G-ウイルスによって生み出されるクリーチャー「G生物」ついては親記事を参照。
余談
名前の由来は長らく“神”を意味する「GOD」の頭文字だと思われていたが、実際には“ゴルゴダの丘”が由来だったことが後に判明した。
『ガンサバイバー4 バイオハザード HEROES NEVER DIE』ではT-ウイルスとG-ウイルスを組み合わせたt+Gウイルスが登場していた。