ギルド(ダンまち)
ぎるど
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』に登場する組織。
概要
オラリオの都市運営、冒険者および迷宮の管理、魔石、ドロップアイテムの売買を司る機関。
男神ウラノスが長であるが、中立性を示すため、ウラノスは『ギルド』の職員たちに恩恵を授けていない。あくまでも迷宮が生み出す富を管理するための組織であり、運営は職員たちが行っている。
街で行われる様々な催し物も『ギルド』と『ギルド』から依頼を受けたファミリアが行っており、他国との外交・交易等も、この組織が取り仕切っている。
冒険者やファミリア間のトラブルには、余程のことがない限り介入しないが、『ギルド』の傘下であるファミリアや個人は、『ギルド』からの緊急の指令には必ず従う決まりがある(『遠征』や『任務』等)。
冒険者達が決して長生き出来る訳では無い事を理解している為か、『ギルド』の職員達はエイナ・チュールを除いて、担当冒険者達には情を移さない事が、ある種の「暗黙のルール」となっている。
だが一方、職員達の中には「見るからに冒険者として大成せず早死にしそうな者」を対象にする形で「どれぐらいの期間で死ぬか」という博打を職員同士で行う等、「職員どころか人として恥ずかしくはないのか?」と言いたくなる不誠実な姿勢を持つ者達も少なからずいる(下手をすれば、ギルド職員と冒険者達の間で深刻な軋轢を生み出し兼ねない)。
劇中で「賭け」の対象となってしまったのは『世界最速兎(レコードホルダー)』として予想を超えた活躍をしていく事になるベル・クラネルで、半年以上も生き延びた結果、「ベルが生き続けると信じたエイナの一人勝ち」という結果で終わっている。