【ええ、私はエルフ。流離人ならぬ流離妖精。】
概要
CV:早見沙織
『メモリア・フレーゼ』2周年イベント「アルゴノゥト」、5周年イベント「ナイツ・オブ・フィアナ」にて登場する吟遊詩人のエルフ。曰くさすらい人ならぬさすらい妖精。
後に『語り部のオルナ』『導き手のナヴィス』と並んで『古代三代詩人』の一人『歌い手のウィーシェ』として語り継がれている。と並んで『古代三代詩人』の一人『歌い手のウィーシェ』として語り継がれている。
偽名がリュールゥだということも現代に語り継がれている。
リュー・リオンとの関係は不明だがファンからは前世と推測されている。
謎のエルフの吟遊詩人という設定上、関係する時代と物語と不確定情報が非常に多い。
リュールゥについては、前世と推測されるリュー・リオンと、ウィーシェの名を冠する妖精里出身のレフィーヤ・ウィリディスに情報が載っている場合があるので、併せて参照。
人物像
世界を巡り、その過程で自身が目にした英雄達の偉業を各地に伝える事を使命にしている。芝居がかった言動と掴みどころのない飄々とした雰囲気を纏っておりどこかヘルメスに似ている。
他種族同士の垣根を超えれていない時代のエルフでありながら偏見を持たずハーフのフィーナにも隔てなく接っする度量を持つ。一方で、排他的すぎる同族のエルフやダークエルフ、同族から崇拝される存在のハイエルフに対しては嫌悪感を抱いている。
実力に関しては逃げ足ぐらいしか取り柄がないと自称しているが王都の英雄選抜を生き残り『英雄候補』に名を連ねている事から相応の実力はある模様。王都最強の戦士であるエルミナからも一番得体の知れない存在として警戒されるなど謎の多いエルフであり詳しい素性は結局作中では明かされていない。
さらに物語終盤で真名がウィーシェであると判明した。このウィーシェと言う名はダンまち本編にも度々登場している(『ウィーシェの森』は『世界三大詩人』の一人であるリュールゥを慕うエルフ達が、かつて滅びたリュールゥの故郷の森を再建した妖精里。彼女の開放的な教えを伝えている。因みにオラリオにも、エルフの店主が開いている同名の店がある)。
中性的な見た目をしており性別も不明だが、アルゴノゥトに胸の薄さを指摘され関節を極めていた事から恐らく女性で間違いないであろう。そして年齢は衝撃の87歳である。(後述のナイツ・オブ・フィアナではさらに10~20年経過している。ちなみに本編に登場するエルフの中でも長寿の王族リヴェリアが実年齢99歳であること、リュールゥも高貴の血筋であることから当分容色は衰えそうにない。)
5周年イベント「ナイツ・オブ・フィアナ」にも登場。
王として即位したアリアドネ女王に協力しており「大穴」を攻略するために人材を集めている。
作中より二年前にフィアナ騎士団と接触していたが、ちゃっかり路銀を盗ったことであまり快く思われていない。
2部ではラクリオス王国の戦力と共に助力に来たところをフィンと名乗るディムと再会。しかし復讐心から変貌したディムに衝撃を受け、その心を自分ではどうすることもできず、思わずアルとの再会を切望するほどのショックを受けてしまう。
出自
緑色の髪の毛、森色の瞳からエルフの中でも高貴な身分ではないかと推測されていた。
アルゴノゥト特典SS『歌とともに流離う妖精』によれば「一族の中でも中々の高貴の血筋」と語られ、王族が保護の為に遣わす追っ手に捕まらないよう、真名と性別を隠している。
レフィーヤの故郷『ウィーシェの森』の名前になっている『始祖』である。
ただの『開祖』とも、『始祖』アールヴだ、とも読める。
外伝14巻では、エルフの『始祖』にはアールヴとルビが振られ、傍系は始祖を名乗ることは許されていない、筈。何故『始祖』と表現されたか、関連性は全く不明。
「同胞よ。森を飛び出せ、世界に目を向けろ。
絆を繋げ、妖精の輪を広げろ。
エルフよ、どうか真の誇りの意味を知れ!」
今日の『ウィーシェの森』の教えである。
レフィーヤとの関わりは外伝13にて語られ、この教えの妖精の輪が召喚魔法エルフ・リングとして発現したと推測される。
また『ファミリア・クロニクルepisodeリュー2』にて、リューの一族の古の吟遊詩人について言及された。リューとリュールゥは遠い血縁の可能性が考えられる。
魔法
ウィンド・フェリシュタル
詠唱式:【契約に応えよ、生命の息吹よ、我が命に従い加護を与えよ。宿れ、風の権能、颶風(ぐふう)の王。紡がれし讃歌(うた)をここに】
風属性の付与魔法(エンチャント)。フィーナが修得できなかった魔法の一つ。万全ではないガルムスでさえエルミナを真正面から吹き飛ばせる程の優れた効果を持つ。効果を持つまさしく、誰をも強き戦士に変える妖精の秘術。持続時間が短いという欠点がある。