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赤と白とロイヤルブルーの編集履歴

2023-10-31 23:15:23 バージョン

赤と白とロイヤルブルー

あかとしろとろいやるぶるー

赤と白とロイヤルブルーとは、アメリカの作家ケイシー・マクイストンによって書かれた海外小説である。原題はRed, White& Royal Blue。

概要

2019年5月に米国で発表されると翌月のニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに掲載され話題を呼ぶ。日本語版は2021年2月に二見書房より出版された。


現代のアメリカイギリスを舞台に、米国初の女性大統領の息子アレックスと英国の第二王子ヘンリーの恋物語を中心に現代のLGBTQ+をめぐる意識や米国大統領選挙をめぐる駆け引きなどが描かれる。


原作出版前から映画化をめぐって複数の映画会社が名乗りを上げていたが、最終的にはアマゾン・スタジオが映画化権を取得。2021年から製作が開始され2022年に撮影完了。2023年8月11日に全世界配信を開始した。


また、2022年にはヘンリー視点の後日談の短編を含むコレクターズ・エディションも発売されている(日本版未発売)。


あらすじ

アメリカ初の女性大統領の息子アレックスとイギリスのヘンリー王子はともに端正なルックスとカリスマ性を兼ね備え国際的な人気を集めていたが、互いのことを軽蔑しあっていた。


ある日、ヘンリーの兄フィリップ王子の結婚披露宴で二人は口論の末ウェディングケーキに倒れこむ醜態をさらしてしまう。この事件は瞬く間にSNS、タブロイド紙で大きく報じられ、米英関係の危機と報じられる中、両国の関係者たちは事件を「友人2人の他愛ない小競り合いから起きたこと」とアピールすることで収束をはかることにし、2人は共同の公務に駆り出されることになる。


当初は反目を続けていた2人だったが、とあるアクシデントから互いの誤解が解け、メールを通じて心の底から打ち解けあい、友情を超えた想いを育んでいく。

だが、2人の関係の進展とともにアレックスの母が再選を目指す米国大統領選挙、ヘンリーの家族、つまり英国王室との関係をめぐる問題などに向き合っていこくとになる....


登場人物

  • アレックス・クレアモント=ディアス

アメリカ合衆国大統領の長男(First Son of the United States)。政治学専攻の大学生。母が大統領、父は上院議員で、自身も政治家を目指している。

メキシコ系の父親譲りの黒髪黒目の端正なルックスの持ち主で姉のジューン、副大統領の孫ノーラとともに「ホワイトハウス3人組」として抜群の人気と知名度を持つ。

一見今風のチャラい若者だが労働者階級からのし上がってきた両親を見て育ったため、母の選挙運動にスタッフとして参加したり、優秀な成績をとるために勉強を怠らない努力家でもある。

大統領の息子として最初の公務でヘンリーにあった時にかけられた言葉がきっかけでヘンリーに対してわだかまりを持っていたが、実は12歳の時に姉の持っていた雑誌に掲載されていたヘンリーの写真に惹かれていた過去がある。

わだかまりが解けた後はヘンリーと毎日メール交換をするうちに距離を縮め、カウントダン・パーティでキスされたことで、自身のヘンリーへの気持ちに気づく。

なお、原作では当初は自身の性向をストレートだと思っていたのがヘンリーのキスをきっかけにバイセクシャルであることに気づいたが、映画では当初からバイセクシャルであることを認識しており、男性との性経験もある。


  • ヘンリー

英国の王子。英国君主の孫。母親が皇太子で父は007を演じたこともある映画俳優で兄と姉がいる。また、デヴィッドというビーグル犬を飼っている。

金髪碧眼の端正な容姿と優雅なたたずまいで理想の王子そのものの佇まいで世界的な人気を誇る。アレックスより2歳上。

実は幼少時から自分がゲイであることを自覚しているが、そのことを隠すように祖母や兄から圧力をかけられている。また、数年前に父が急逝し、母が悲しみから立ち直れず引きこもっていることが心に影を落としている。

アレックスと最初に会った際に、冷たい態度をとったのも心が癒えないまま公務に駆り出されていたことから心身に負担がかかっていたこと、また、対面する前からアレックスに強く惹かれていた為、その気持ちを隠すためでもあった。


正式な名前はヘンリー・エドワード・ジョージ・ジェームズ・フォックス=マウントクリステン=ウィンザーと、とても長い。



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